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Manachan's World-東京下町日記

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2009年07月05日
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カテゴリ:出産・育児@大連
愛し合って結ばれた二人なのに、子供の誕生を機に、関係がギクシャクしてしまった夫婦は、我が家を含めて、世の中にはとても多いようです。育児のストレスによって、相手を思いやる心の余裕がなくなることが、主な原因と考えられます。

実際、私の友人、特にオーストラリア在住時代に知り合った友人のなかには、幼い子供を残して離婚してしまった夫婦が何組もいますし、また離婚まで至らなくても、すでに夫婦の関係が冷え切ってしまい、本音は別れたいけれども、子供のために、我慢に我慢を重ねている友人も少なからずいます。

そういう人たちの中には、夫婦関係はうまくいかなくとも、子供との関係はとても良い、という人は結構多いです。子供が小さい時は、パートナーより子供をどうしても優先しますし、また子供との関係のなかで生じたストレスのはけ口を、どうしてもパートナーに求めてしまう傾向があり、それが夫婦間の関係をギクシャクさせる、一つの要因になっているのかもしれません。




こういう状況を見聞きするにつけて、つくづく思うこと、

現代人は、女も男も、自己実現を目指して生きてきた分、自己犠牲が苦手である

だからこそ育児という、少なからぬ自己犠牲を伴う労働を目の前にして、必要以上にストレスを溜めてしまう


私も妻も、英米圏社会の文脈でいえば「X世代」(X Generation)に分類されます。日本だと、ほぼ「新人類世代」に相当するのでしょうか。

X世代によく見られる特徴として、個人主義志向、実利志向、両性の平等志向、そして「家庭内の育児・家事のフェアな分担を良しとする価値観」などが指摘されています。実際、私と同世代の男性のなかにも、前世代に属する男性とは対照的に、仕事のほか、家事・育児を積極的にこなして、スマートな良いパパを演出している者が、ホワイトカラー層を中心に数多くいます。

一方、同世代の女性の側からみると、自分の母親世代が、育児・家事を中心とした自己犠牲を長期にわたって強いられ、自分のやりたいことを実現できなかった姿を、よく見て育っています。「私は、母のようにはなりたくない。自分のやりたいように生きたい」という、強い自己実現願望を心に秘めていることが。少なくありません。

男女とも、自己実現を中心に見据えて人生を生きてきた。子供ができても共働きは当たり前
、だからこそ、手間のかかる家事・育児は、夫婦で分担が基本・・・はたからみれば、それで万事うまく行くように見えますが、実際はそう簡単ではありません。

家事はともかく、育児は相当な自己犠牲を強いられる労働です。特に女性にとっては、拘束時間も長い。大人の自分がやりたいことよりも、子供の方が常に優先される。場合によっては、寝たい時に寝ることさえままならない・・・という生活を、長年にわたって続けなくてはなりません。

そして、私と同世代、または年下の世代の多くの夫婦は、自分が親になることによって、本当の意味での自己犠牲なるものを、人生で初めて体験するのです。

親になったら、授乳する、おむつを取り替える、離乳食をつくって食べさせる、保育園や幼稚園に連れて行く、病気になったら小児科に連れていく、一緒に子供番組を見る、子供が安全に遊べるように部屋のデザインを換える・・・といった数々の労働に慣れることも求められますが、

それ以上に、「自分の好きな時に、やりたいことを思う存分やってきたこれまでの生き方」から、「自分のやりたいことを我慢してでも、子供を優先に考える生き方」へのパラダイム転換を求められるのです。

実際、多くの夫婦にとって、どちらが大変かといえば、「個々の労働」よりも「生き方を変えること」でしょう。

母親も父親も、誰もが「自己犠牲モード」への転換に戸惑い、子供のいる生活に適応するのに、多くのエネルギーを費やす。自分のやりたいことを、子供のために我慢するたびに、心の中に少しずつストレスを溜め、そのはけ口は、パートナーに向けられる。不満が溜まっている分、口調もキツくなる・・・。

時には、ストレスが爆発して、夫婦喧嘩に発展します。ここで厄介なのは、夫婦喧嘩の発端は、往々にして「個々の育児労働」であることです(旦那のおむつ替えや、掃除の仕方が雑、ミルクの濃度を間違えた・・・等々)。だから、物事の本質が見えにくくなる。

ストレスの本質が、「自己犠牲的生き方への不慣れ」である以上、個々の育児労働をどれだけうまくこなせるようになっても、本質的な解決にならず、夫婦関係はいつまで経っても好転しない・・・これが、我が家を含め、多くの現代夫婦が直面している問題と思われます。

夫婦がともに、心身ともに自己犠牲モードに慣れ、子供のために生きることに、本質的な喜びを見出すか、あるいは、自己犠牲と自己実現との間のバランスを取れるようになる・・・それができた時に、はじめて、夫婦関係の良き突破口が開けるような、そんな気がしています。





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最終更新日  2009年07月06日 01時21分27秒
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なるほど、   mickcat26 さん
これは国を問わず、どこでもある問題ですよね。最近私が読んだ本によると、そして、ちょうど実際に自分でも実感していたのですが、”セルフケア”が大事みたいですね。自分があまりにも我慢して家族に尽くしていると、疲れきって、人に優しくなれないみたいです。でもセルフケア(シッターやクリーナーを雇うとか、エステとか)もお金のかかることですから、なかなか簡単ではないですものね。難しい問題です。 (2009年07月09日 20時01分22秒)

Re:なるほど、(07/05)   manachan2150 さん
mickcat26さん
>自分があまりにも我慢して家族に尽くしていると、疲れきって、人に優しくなれないみたいです。

これは私も、本当に痛感することですねえ。育児中で大変でも、やっぱり、自分を大事にしないといけないのでしょう。

>セルフケア(シッターやクリーナーを雇うとか、エステとか)もお金のかかることですから

そういう人を雇って、ある程度、育児労働は軽減されて、自分の時間はできるのかもしれませんけど、母親ないし父親という重責は残るし、また、「自己犠牲モード」の状況も、変わらないのだと思います。

あと、我が家の場合は、経済力うんぬんよりも、妻がヘルパーを嫌がるので、夫婦二人で切り盛りすることは、今後も変わらないでしょう。 (2009年07月10日 00時24分56秒)

外資系の場合   morningstar さん
仕事についてなんですが、自己実現と自己犠牲の比率はいかほどでしょうか?
日系だと、9割以上が自己犠牲じゃないかと感じていますが。 (2009年07月14日 23時52分27秒)

Re:外資系の場合(07/05)   manachan2150 さん
morningstarさん
>仕事についてなんですが、自己実現と自己犠牲の比率はいかほどでしょうか?
>日系だと、9割以上が自己犠牲じゃないか^

さあ、どうなんでしょう?
外資系だからといって、一概にどうだとはいい切れない、複雑な現実があると思います。

私の場合は、勤め先が外資系であっても、日系であっても、仕事で自己犠牲している感覚は、ほとんどゼロです。

というのも、2~3年毎に、転職を繰り返してきましたので、たとえ正社員であっても、気分は限りなくフリーランスに近いのです。勤務先の会社を主なお客さんとして、自分の専門サービスを売っているという感覚・・・だから、ほぼ100%が自己実現感覚です。

ですので、たとえば米国人で、米国のIBMに入社して、長年勤続してきた人の方が、私よりも自己犠牲感覚があるのかもしれないな、と思ったりもします。 (2009年07月16日 12時32分40秒)

Re[1]:外資系の場合(07/05)   morningstar さん
素晴らしいです。というか、日系の人が聞いたらショックじゃないかな(笑)。
(2009年07月16日 14時34分22秒)

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