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Manachan's World-東京下町日記

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2011年02月04日
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カテゴリ:エッセイ集
地方都市から大学進学のために上京してきた時、その大学が東京の都心じゃなくてかなり郊外にあって、「何だこれ!うちの地元の方がよっぽど都会じゃん?」と、溜め息をついた人は、決して少なくと思います。

また、「関東では、みな標準語をしゃべるはずだ」と思って、首都圏の大学に行ったら、地元の人のしゃべる言葉が訛っててびっくりした、という経験を持つ人もいるはずです。

東京を中心とした関東地方、そこで話される言葉は、標準語(東京弁)一辺倒ではありません。

東京が肥大化する以前の関東は、それこそ、東京下町言葉とか、多摩弁とか房州弁とか、多種多様な方言が話される地域でした。

近代以降、日本全国から何百万、何千万という、膨大な人口が東京圏に流入してきて、その多くが「標準語をしゃべろう」と努めてきた結果、地域共通語として「首都圏語」(新東京方言、いわゆる「東京弁」)が成立しました。その過程で、土着の方言の多くは、姿を消しました。

今日、数千万の人口を擁する、東京の通勤圏では、横浜であろうと千葉市であろうと、さいたま市であろうと、人々の話す言葉は基本的に均質、皆、「首都圏語」を話します。それは、東京通勤圏であればどこでも、「膨大な人口が流入し」、「その誰もが標準語を話そうと努めた」という、歴史を共有するからです。

しかし、首都通勤圏に組みこまれなかった関東の諸地域では、土着の方言がまだ健在です。そのなかでも、特に「訛り」が強いとされる地域が、茨城県と栃木県でしょう。

茨城・栃木の言葉は、学者によっては「関東弁」なのか「東北弁」なのか、議論が分かれるほどで、(東京からみて)ローカル色・インパクトの強い訛りが、今も健在です。栃木や茨城出身の芸能人が、「なまり亭」に招待されることもある程です。

茨城県には、筑波大学という、全国的知名度の大学がありますが、この地域も、首都通勤鉄道「つくばエクスプレス」が開通する以前は、右を向いても左を向いても、茨城弁の天地でした。筑波大学に入学して、地元の人の訛りっぷりに驚いた人もきっと多いはず。

私の地元・千葉県柏市は、首都圏語エリアですが、すぐ近くに茨城弁エリアが存在し、かつ、茨城県から買い物や遊びで柏を訪れる人も多いので、幼い頃から、この言葉を身近に感じて育ちました。少なくとも、千葉市や横浜の人に比べれば、茨城弁に耳が慣れていると思います。

ですので、「単身赴任サラリーマンのための茨城弁講座」を聞いても、「あれっ、これって方言だったの?普通だと思ってた・・・」と、思うことも時々あります。

茨城弁太郎先生の、茨城弁大辞典をみても、その語彙の1割くらいは、「普通だと思ってた・・・」という世界。

これまで、茨城弁は「田舎っぽくて恥ずかしい」、「東京に出たら、茨城弁が出ないようにする」みたいな観念も根強かったのですが、

現在では、茨城県内の東京に近い地域(つくば、守谷、牛久など)を中心に「首都圏語」化が急速に進み、「茨城弁を守ろう」という機運が高まってきた他、「磯山さやか」みたいなアイドルが、時々、強烈な茨城訛りで堂々と話すようになったり、赤いプルトニウム(赤プル)の「茨城弁漫才」が出現するなど、徐々に、茨城弁の価値が見直されつつあるように思います。





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最終更新日  2011年02月04日 08時09分21秒
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