|
カテゴリ:ジェンダー(ジェンダーフリー)批判
世界日報、9月27日の社説です
リベラル閣僚/少子化対策に逆行しないか 鳩山由紀夫新内閣に対し、官僚主導の政治とは違う清新な政策運営への期待から、世論調査で高い支持率が示されている。 新政権は経済、外交・防衛で新機軸を打ち出すだけでなく、中長期的に日本の国力を左右する教育や少子化対策で、どのような方向性を明示するかも注目されてきた。その視点で見れば、同内閣は大きな不安感を与える布陣である。 夫婦別姓実現に意欲 まず、社民党の福島瑞穂党首の消費者・食品安全・少子化・男女共同参画相への抜擢である。福島氏には、『産まない選択-子どもを持たない楽しさ』、『結婚はバクチである』という著作がある。 後者では、「結婚はバクチである。当たりもあれば、はずれもある。仕事をやめて結婚するのは、初心者がラスベガスに行って、全財産を賭けるようなものである」としている。 また、終身雇用制度が崩壊している今、「仕事をやめて結婚するのは、超零細企業に就職するよりもっと危ないかもしれない」と主張する。 結婚し家庭で子育てすることは、夫婦に自己犠牲も厭わぬ愛情を育み、それを通じて、ほかでは得られない大きな幸福感を味わうことができる。だが、福島氏は結婚を経済的観点だけで見ており、結婚はしない方が無難で、結婚しても子供は産まない方がよい、という考え方であることがうかがえる。 同氏自身は「事実婚」であり、他の著書では、現行の憲法、民法下で、同性愛のカップルも結婚届を出せるという解釈が成り立つだろう、とも指摘している。こうした少子化担当相の下では、今最も深刻な問題である少子化を、かえって推進することになる。 さらに同氏は、選択的夫婦別姓を強く訴えており、今回の内閣で法相に就任した千葉景子氏(元社会党)と『夫婦別姓――家族をここからかえる』との共著がある。民主党は、夫婦別姓の実現や、女子差別撤廃条約選択議定書の批准を政策集に掲げている。 批准は、雛祭りなど「男らしさ、女らしさ」を育む文化・伝統に極めて否定的なジェンダーフリー推進論者が熱心に求めている。同議定書は国家の枠組みを超えて、個人が人権侵害を国際機関に訴えられるようにするものだ。批准されれば、国連の女子差別撤廃委員会から、政府が女性の人権問題などで干渉されるようになる。 今回の閣僚選任では、参院議員から4人が登用され、民主党の輿石東参議院議員会長(元山梨県教組委員長)の影響力の強さを示す内閣だ。福島、千葉両氏とも参院議員であり、日教組の意向を体現する輿石氏と関係が深い。 政策の方向性の監視を ジェンダーフリーにより、教育現場では男女混合の徒競走や騎馬戦が行われるばかりでなく、「男女同室着替え・同室宿泊」まで容認された。 しかし、日教組は今もそれを教育目標に掲げており、現内閣で過激なジェンダーフリー教育が復活しかねない。担当大臣が目指す政策の方向性をしっかり監視していく必要がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.29 07:00:52
コメント(0) | コメントを書く
[ジェンダー(ジェンダーフリー)批判] カテゴリの最新記事
|