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テーマ:ギターと周辺機器(949)
カテゴリ:音楽
久しぶりにギターを新調しました。新品を買うのは25年ぶりです。
買ったのは『Kramer Pacer Vintage』というギター。 所謂、ストラトキャスタータイプのギターです。 80年代の『Kramer』のフラッグシップモデルの1つである『Pacer』をショボく復刻しましたみたいな感じのモデルです。 ストラトキャスターはあまり好きじゃなんですが、その派生は大好きで、YAMAHA RGX-611J、Kramer JK-1000、Ibanez RGと買って来ましたが、結局手元に残ったのは、Kramer JK-1000のみ。 まぁ『Kramer』というメーカも好きなんです。はい。 84年製『Baretta』の復刻版『The 84』というモデルも出ていて悩んだのですが手持ちの『JK-1000』とかぶるし、フィニッシュが微妙なので『Pacer』にしました。 『Kramer』といえば、80年代に一世を風靡したメーカーで一時は大御所フェンダーを抜いて売上世界一になりました。 ヴァン・ヘイレンを初めHR/HMギタリストが愛用したことから、一気にブレイクし90年代に入りHR/HMが下火になると、まさかの倒産。 現在はギブソンの傘下のブランドとして辛うじて生き残っています。 思えば、『Kramer』と同じく80年代を代表するギターメーカーだった『Jackson』も『Charvel』も同様の道をたどり、現在、この2社はフェンダー傘下です。 ブランド名だけが独り歩きし始めると、最後には全く別ものになってしまうことも良くあるのですが、現在の『Kramer』からも80年代のモデルを彷彿させるギターが出ていて気になっていました。 では、細かいところを見てゆきましょう。 仕様ではボディはメイプル(楓)となってます。 おそらく、単板ではないでしょう。 メイプルはギターには欠かせない素材ですが、音に癖があり、重いことからメインでボディ材として使われることは稀なんです。 重量は3.9~4.0kgくらいで超重量級とは言えないのでおそらくソフト・メイプルかと。 それでもストラトキャスタータイプとしては、かなり重い方ですが。 メイプルボディに虎柄のフニッシュとくれば、ジョージ・リンチを彷彿させます。 PUは、ハンバッカー2つ。レス・ポールタイプのレイアアウトです。 コントロールは、2ボリューム、1トーンに1セレクター。 ボリュームポットはプル/プッシュ式で、コイルの接続を直列から並列に切り替えられるようになっています。 様々な音が出せそうな仕様ですね。 ブリッジは、ロック式の定番『フロイド・ローズ』です。 私が初めてギターを買った25年前に既に定番になっており、本当に息が長い製品です。 残念なことに、このフロイド・ローズの型番は『FRT-02000』。 1000シリーズと言われる韓国メーカーのOEM品で、所謂ライセンス品ではないですが、シャーラー(ドイツ)製のフロイド・ローズ・オリジナル(FRT-5)とは異なるものです。 『Kramer』といえば、最後は揉めましたがフロイド・ローズと蜜月関係にあったメーカー。 どうせならオリジナルを載せて欲しかったです。 ピックアップは、ハンバッカーが2つ。 訳のわからんものではなく『セイモア・ダンカン』のピックアップです。 ブリッジ側は、JB。 ジェフ・ベックモデルと言われているものですが、SH-4ではなく、ストラトキャスターやフロイド・ローズの弦間隔に合わせたTB-4です。 ネック側は出力低めのJAZZ。SH-2nです。 これは、定番とも言える組み合わせですね。 ネック・ジョイントはボルトで留めるボルト・オン。 ハイ・ポジションが弾きにくいというデメリットがありますが、ストラトキャスタータイプのギターでは定番のネック・ジョイントです。 ネック・プレートが往年のKramerと比べると安っぽくなっています。 (まぁ、当たり前ですが)ネックはハード・メイプルです。 サテン・フィニッシュで自然な感じの仕上げになっています。 後々、このネックがトラブルを引き起こします。 ネックにはメイプルのフィンガーボードが貼られています。 フィンガーボードの素材としてはローズウッドが主流ですが、私はメイプル派なんです。 フレットはミデアム・ジャンボサイズ。 できれば、ジャンボサイズにしてもらえると良かったのですが・・・。 ヘッドはPacerヘッドと言われる形状で、良くも悪くも普通。 Kramerお得意のバナナヘッドやリバースヘッドと比べると地味ですね。 ペグもブラックで統一されています。 メーカーは不明です。 ヘッドの裏にはフロイド・ローズには欠かせないレンチがセットされていますが、これ個人的には不要です。 『MADE IN KOREA』のシールもありますね。 米国製は無論のこと、日本製のギターだって高価になってしまいましたから仕方ないですが。 シリアルの感じからして韓国メーカーの『Cort』の工場で作られたものではないかと推測します。 シリアル晒してますが、このシリアルのギターは既にお亡くなりになったので・・・。 ピート・タウンゼントにぶっ壊された後で、ジミヘンが火葬にしました。 下手くそなサンプルサウンドをアップしました。 P.U.は、ブリッジ側のJBを使っています。 ・Kramer Pacer Vitageサウンドチェック 録音にはiPhone 4s、JamUp Pro XT、Peavey AmpKit LiNKを使いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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