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旅する絵描きマツモトヨーコの日記 [全757件]
今年の3月まで、西日本版の朝日新聞誌上で「偏愛京都」というイラスト&エッセイを連載していたが、連載の最後のほうにその原画展を京都で開催した。 そのときのトークイベントで、ぜひともトークのゲストに来ていただきたい!と切にお願いして来ていただき、今もご縁が続いている漫画家グレゴリ青山さん。 そのグレゴリさんの新刊「田舎暮らしはじめました〜うちの家賃は5千円」(メディアファクトリー)が出た! ずいぶん前、安い航空券探しなどに使っていたABロードという雑誌(当時はまだネットで検索の時代じゃなかった)で、ときどきグレゴリさんの旅のマンガを目にしていた。 名前からして男やろうとおもっていたのだが、京都出身の女性である。 その後「しぶちん京都」などの京都のマンガが出て、その笑いのツボが、あまりに自分にフィットするので、ぜひお会いしたいとおもって、ゲストに来てもらったのだが、ナマのグレゴリさんともやっぱり、とくに「きらいやわ〜」「いややわ〜」と思う点が一致した。 新刊は、アジアのあちこちを旅して、東京に住んでいたグレゴリ夫妻が、あまりの東京の家賃の高さに嫌気がさし、田舎暮らしをはじめた友人にも触発されて、なぜかとくに縁もゆかりもない和歌山の田舎に引っ越して過ごした話の実録コミックエッセイである。 最近はやりの「オシャレな田舎生活」とはえらいちがいの、というか、ほんもののエコとはロハスとは!?を問いかけるかのような爆笑マンガである。 自分らの出したモノを「肥」として再利用する話だとか、おっそろしい虫の襲来の話とか、田舎特有の人間関係とか。 でもターシャ・テューダーならぬ「グ」ーシャ・テューダーの庭の写真など、すごくええかんじの暮らしぶりもうかがえて、ご本人も書いてはったけど、住人としてではなく、客として遊びに行ってみたいと思える家である。 帯には「肥!虫!花!理想と現実ぜんぶ見せます」の筆文字が。 たしかに「オシャレ」だけでは田舎暮らしは無理やわね〜
その後も乗馬クラブには10日から2週間に一回くらいのペースで通っている。 まだまだ騎乗回数は少ないけど、毎回、翌日にまで余韻が残るくらい楽しい。 優雅な趣味というイメージの乗馬だが、基本的にはめちゃめちゃ体育会系だ。 乗るための技術、馬をコントロールするための技術は、学ばないといけないことが山ほどあって、毎回がっつり鍛えられている。 最初のうちは、やることがありすぎて、手も足も頭もからだもばらんばらんで、まず自分自身をコントロールできてないかんじだったのが、少しずつゆとりが出てくると、手綱の持ち方や、長さ、かかとの位置とか角度、姿勢など全体的に気を配れるようになってくる。 馬は敏感で、おかしな反応しているときは、たいてい乗っている自分に原因がある。 顔が極端にどっちかに向いているとか、停まってしまうとか、なんでや!?とおもうと、左右の手綱の長さが違ってたり、知らず知らずのうちに手綱をひっぱりすぎていたりするのだ。 手綱もたるみすぎてもひきすぎてもだめで、ほどよく引き絞った状態だと、馬に指令が伝わりやすく、言うこともちゃんときくのだが、これがまたいつのまにかたるんでしまってたり。 自分のからだのくせもかなり関係するみたいで、私は両肩の高さがかなり違っていて、右肩が下がっている。 そうすると、時計と反対周りをするときに、右側がひらきがちになってしまって、なんとなく回りにくい。 ところが、反対に時計周りをすると、うまく右側に重心がかかるかんじで、非常にきれいに回れるのだ。 そのときの馬はたまたま時計回りに回るほうが得意だったこともあって、とてもスムースにできたのだった。 馬によっても性格もくせもみんなちがっていて、こないだAの馬でできたことが、Bの馬ではできなかったり、反応が鈍かったりよかったり、ほんとにいろいろである。 人馬一体という言葉があるが、まさに手綱を通して、人間がからだの全体を使って馬と対話しているようなかんじで、そのコミュニケーションがうまくいったときに、それこそ人馬一体になれるのだろう。 そういえばインストラクターの人が笑ってたが、馬関係の人の結婚式のときは必ず祝辞で「人馬一体」という言葉が出るとか。 なかなか奥が深い。優雅に乗れるようになりたいもんである。
景気は秋風が吹く状態ながら、なんでか忙しい。 ちょっとでも時間ができると、なんかせなあかんことなかったっけ!? と考えてしまう貧乏性ゆえ、よけいにちまちまと忙しい気分になる。 あと半月でもう「師走」やもんねぇ。今年もかわりばえのしないまま終わるんか... ところで、自分では珍しいほど、食生活の改善(というほどでもないが)が、夏以降続いており、かっぽーの会台北遠征後も体重に変化なし。 ひもじい思いはいっさいせずにである。 管理栄養士の方にアドバイスしてもらったとおり、野菜を相当食べるようにしている。 一日450グラムくらいは食べてくださいということであった。 朝昼晩食べるとすると、一食150グラム。 キャベツの千切りで言うと、両手のひらに山もりいっぱい程度が目安らしい。 おかげで、野菜の消費量が2倍くらいになった。 生協宅配のおにいさんに「ここ、世帯の人数増えたんちゃうか?」と思われへんかしらんとおもうほどである。 食事の順序としては、まずいの一番に野菜の料理をひとしきり食べる。 それからメインなりごはんなり、である。 こういう食べ方をすると、食物繊維がゲル状になり、急激な血糖値上昇を避けられるからとのことだ。 ひいてはダイエットにつながる。 西洋料理ではじめにサラダなどが出てくるのは理にかなっているのだ。 たしかにこういう食べ方をすると、よく昼ご飯食べた後に、たまらなく眠くなって、これから仕事!ってときに、まず昼寝、みたいなかんじだったのが、眠くならない! 工房仲間のYちゃんも、いつもごはん食べたあと、異様に眠くなって困る、と言っていたのを、この食べ順を教えてあげたところ、眠くならない!!と言っていた。 量は別に変わらんのに。 体重増加でお悩みの方、試してみてください。 あと、もちろんお通じもスッキリです!
きのうはテレビで「すべらない話」のスペシャルを見た。 ほんとに芸人さんたちの話の上手さには感心する。 笑いの職人である芸人さんは、なんで身近にそんなにとんでもないことがおこったり、おかしな人に出会ったりする確率が高いんだろうか。 吉本の小藪座長の略礼服がなんで半ズボンになってしもたんか? 普通では考えられないようなハプニングが彼らのまわりにおこる。 でもおもしろい話って、話し方で実際以上におもしろくなったり、案外うけなかったりするものだ。 「すべらない話」のエピソードの中には、事実だけ語れば、あっという間に終わってしまう「小ネタ」もいっぱいあるが、それは話術でもって、最高に笑えるように盛り上げていくからあんなに爆笑するのである。 「アメトーク」もおもしろいが、出演している芸人さんたちの中には、本業の漫才はあんまりおもしろくないのに、ああいうフリートークは最高におもしろい人もけっこういる。 関西人ゆえにどうしても上方の芸人さんをひいき目で見てしまうが、とくにフリートークはやっぱり関西の芸人さんのほうが圧倒的におもしろいとおもう。 子供の頃から笑いの面では鍛えられている関西人だから、当然といや当然。 サバンナの高橋なんかは、ほんとにクラスの人気者の(まあ少年時代は「イケてない」典型やったようですが)、おもろい子供のまんま成長したように見える。 私もおもしろい話をするのが好きだけど、たまにKYというのか、私がうまく最後にどっと笑わせられるように、考えて喋っているのに、途中で結末を先取りしてゆうてしまいやがるヤツっていうのがいる。 それも自分で勝手にウケながら、半笑いしながらあいまいに言いやがるのだ。 あれほど腹立つことはない(私にとっては)。 おもしろい話に限らず、話の腰を折るくせのあるヤツっていうのもいて、こいつは人がいろいろ喋っているのに、まったく脈絡のない話を挿入してるのだ。 けっこうしょっちゅうなので、こいつ、人の話聞いとらんな!! と思う。 あれはほんとにムカつく。 人のカラオケを聴かないのと同じくらい腹立つ。 そういう感じ悪い思いを何度かしてるので、人と話すときは、その人の話の腰は折らないようにこころがけている。 聞き上手になりたいですから。
ご近所ごはん友の会「かっぽーの会」の3人で、10月末から2泊3日の台北遠征をしてきた。 かっぽーの会は、もともとの友達夫婦と、私が彼らの近所に引っ越してから始めて、7年半くらいはたつ。 数年前には、韓国のソウルへ行き、今回は台湾の台北である。 JALを利用したが、パーサーの「最近当社は、みなさまにご心配をおかけしておりますが、全社一丸となってがんばります」めいた挨拶がつらい。 私も以前、機内誌にイラストを描かせてもらっていたよしみもあるので、なんとかがんばってほしいとおもう。 さて台北着は夕方。ツアーじゃないので、自力で台北市内の西門ちかくのホテルまで行く。 すぐ晩ご飯を食べに、民権西路駅近くの欣葉(シンイエ)というレストランへ。 かっぽーの会は、ごはんを食べるための会なので、短い滞在の間の限られた回数をむだにしないよう、いちおう下調べもしている。 行ってみると、けっこう立派な店構えで、お客もいっぱい。 店の中は、思ってたよりもカジュアルな雰囲気で、「ふつうのレストランやな」と安心したのもつかのま、メニューを見ると、さほどカジュアルでもない。 でもせっかく台湾まで来たんやし、今日はちょっとくらい高くても食べたいもんを食べよう! ということになったが、結局、あわびやふかひれのページでは沈黙で、メニューのある程度安い料理のページのところへ来て、はじめて活発に食べたいものを指差す会員であった。 いか団子、タロイモと海老の湯葉巻きあげ、腸詰め、しゅうまい。角煮、青菜炒め、切り干し大根の卵焼きなどを食べた。 切り干し大根の卵焼きは、甘くておいしかった。じつに安上がり。 帰りに、ホテルの前にある「足満足」という台湾式マッサージ店へ行く。 大入り満員で、待たされたが、足裏マッサージは、これまで受けたどこよりもよかった。 木の棒を使うタイプではなく、手でクリームをつけながらやってくれるのだが、とてもていねいで、安いし、施術後はすっかり足のむくみや疲れがとれて、まさに足、満足なのであった。 2日目は、ホテルの朝ご飯はパスして、近所の店で、大根餅と葱クレープという組み合わせ。 葱クレープの皮がもちっとしておいしい。 バスにて故宮博物院へ。 日曜日でもあり、とくに日本人の団体で、めちゃ混みで、ここの目玉の翡翠でできた白菜のオブジェや、豚の角煮(前日食べた)にそっくりに似せた石のオブジェのところは黒山の人だかりである。 私は17年前にも台湾へ行ってるが、そのときにも白菜のオブジェは見た覚えがある。 でも内装もすっかりきれいになってて、人もこんなに多くて、ずいぶん昔とは印象が違った。 昼は、やはり本場の小龍包を、ということで、日本にもある鼎泰豊(ディンタイフォン)ではなく(故宮の団体の混み様を見ていると、こっちもそうとう混みそうだとおもわれ)、そこで修行した人がやっているという南京東路の京鼎小館(ヂィンディンシャォグアン)という店へ行った。 とても庶民的な作りで、庶民的な値段。 でもおいしかった!! 小龍包最高!! 上品な味のスープと、もっちりした適度な厚みの皮とが絶妙。 野菜の餃子や、餅米餃子もおいしかった。アタリであった。 その後は、中山國中というところの住宅街にある竹里館(ヂューリィグアン)という茶芸館で中国茶。 やたら日本語がうまい女の子がでてきて、功夫茶の飲み方をおしえてくれるのだが、この人は実は日本人であった。 そのわりには、ルックスと発音が中華風なのであった。 シックなインテリアのお店で、私は東方美人というのを選び、10煎くらい飲んだ。 その夜は夜市へ。台北市内のあちこちにある屋台街のことである。 ホテルから歩いて行ける華西街観光夜市へ行くが、17年前にはあったいかがわしさがすっかり消えて、明るいアーケードに変わっていた。 へび料理の店などはあいかわらずあったが。 龍山寺近くにある元祖胡椒餅の店へ行ってみたが、整理券を持ってないと買えないみたいだったので、あきらめ、近くのはやってそうな店で、はるさめ入りのワンタンスープなどを食べる。 その日は早めにまたホテル前の足満足へ行くと、待ち時間なしだったので、また足裏マッサージと、全身マッサージを受ける。 全身マッサージのほうも、力の入れ具合が絶妙で、近くにあったら常連になりたいくらいだった。 最終日は昼には空港に行かないといけないので、またホテルの朝ご飯をパスし、前日食べられなかった胡椒餅を買いに行く。 開店とともに行ったので、無事買うことができて、龍山寺公園で食べる。 餅といっても見た目はパンで、中に胡椒などで味付けした豚肉、葱がはいっている。 胡椒餅は、店頭で樽のような焼き釜(中がタンドールのようになっているみたいだった)に詰めて焼かれていて、表面がぱりっとしていて、中の肉の味付け具合も肉汁もとてもおいしく、ぺろっと食べられる。 ここは地元民にもそうとう人気の店らしい。 横浜などにもある天仁名茶で、タピオカ入りミルクティも買って、台北を後にする。 空港で最後のごはんとして、魯肉飯(ルーロゥファン)という肉そぼろかけごはんを食べた。 調べて行ったこともあるけど、どこもハズレなく、おいしいものをたくさん食べられた。 足裏マッサージもよかったし。 高級なものも食べてないし、買ってもいないので、3日間で1万6千円くらいしか使わなかった。 満足満足。
ここしばらく、ノリピー夫妻やら押尾やらの裁判があったり、なにかとつっこみ入れたくなることはいろいろあったけど、なんとなくつっこみそびれてるうちにまた週末がやってきた。 ここのところのワイドショーのネタは、なんといっても結婚詐欺女の事件だ。 女の周りで不審な死をとげた人が今のところ6人ほどもいるらしいが、まだまだ「怪しい」というところで、因果関係がわかってないから、決めつけるわけにはいかないけど、それにしても限りなくブラックだ。 とりあえずは結婚詐欺や、その前にはネットオークションかなんかの詐欺でもつかまったことがあるらしいので、無実の人ではないのだが。 それにしても世の中というのは、しばらく大きな事件もなく、平穏な日々が続く...と思っていると、あるとき突如として、こういう犯罪史に残るかもしれないような出来事がおこるもんやな〜 オウムの頃から個性派??の犯罪がめだつようになってきたようにおもう。 かなりショックな事件が世間を騒がせて、それがようやく鎮火したかとおもうと、次の新たなとんでもない事件が前の事件の記憶を塗りかえていくというふうな。 今回のももしほんとにその6人の人たちの死にこの人物がかかわっているとしたら、相当な鬼おんなやとおもうけど、 最後に亡くなった40代の男の人が書いていたというブログ(あちこちで紹介されている)を読んでいると、この女を信じきっていて、遅く来た春にうれしくてたまらない様子。 こういう人をだますことなんぞ、彼女にとってはたやすいことだったのかもしれない。 週刊新潮に顔が出てたけど、もっちゃりしたおばさんぽい女だったけどな。 さびしい女の人も気をつけなくてはいけないが、さびしい男の人も気をつけてくださいね。 しかし同じようにいろいろと紹介されている女のブログも、結果的にはだましとった金で、ニセのセレブ生活をしていて、それを優越感たっぷりに紹介していたわけで、ほんとにいやになりますなあ。 自分のいなかが嫌いだったのか、異様に東京にあこがれてたようで、高級なレストランで食事したり、エステを受けたり、空虚な見栄をはることで、コンプレックスにふたをするつもりでもいたのかねえ。 ほんとのとこどうなのか、捜査の行方が気になる。 ところで、前々からちょっと気になってたのだが、先日亡くなった女優の南田洋子さん。 痴ほう症闘病と、夫の介護というので、大きな話題になっていたのだが... もちろん同じように家族を介護している人にとっては、勇気を与える結果になっているのかもしれない。 ただ、私は最初にドキュメント番組で、その様子を見たとき、非常にショックだった。 南田洋子といえば、都会的で知的なきりっとしたイメージの女優さんだったから、特別なファンではなかったけど、見たくないとおもってしまった。 ご本人は、その判断力も持てないくらいの状況のようだったし、プライドもなにも関係なくなっていただろうけど、 だからといって、排便の様子などに関して詳細に語られたりしてええものか?? 誤解してほしくないのだが、介護の厳しさというものから目を背けるということではなく、あくまで女優として生きた人を、本人が望んだわけでもなく、そんな姿を夫だからといって公開していいものか? というところに、素直に美談と受け取れない自分がいるのである。 みなさんどう感じましたか? と、なげかけておいて、私は明日からかっぽーの会で台北に遠征してきます。
何冊かの新刊書を読んだ。 まず平野啓一郎「ドーン」 近未来のアメリカでの話である。 カメラによる監視システムで、生活しているだけでプライバシーがあからさまになってたり、一人の人間が、対する相手に対して違う顔や性格をもったり、領土を越えた、概念としての国家が誕生したり、という中で、火星への有人飛行が決行される。 医師でもある日本人飛行士が主人公。 火星へ行き帰りの長い長いミッションの中で、女性飛行士が妊娠、堕胎するという事件がおこる... という非常にスリリングな話で、設定じたいはとてもおもしろいのだが、作者が創造した新しいシステムや概念がいろいろ出てきて、それに関する説明っぽいことがけっこうあとで出て来たりするので、私のようなおばちゃん読者はときどきついていけなくなるところがあった。 あと主人公の日本人飛行士があんまり魅力的でないというか、そんなかんじ。 次に奥田英朗「無理」 私が最初に奥田作品にはまった「最悪」「邪魔」の系譜の新作である。 「ララピポ」の下流テイストもちりばめてある。 東北地方にある「ゆめの市」という架空の町に住む5人の物語。 ゆめの市は、地方にありがちな近隣の3つの町が統合してできた市で、大型店舗くらいしか遊びに行くところも活発な産業もない退屈なところである。 5人のストーリーはばらばらに進行するが、だんだんとクロスしはじめ、最後には意外な展開が待っている。 それぞれがとんでもなく「下流」丸出しで、にっちもさっちもいかなくて、すくいようがないにもかかわらず、なぜか奥田作品には悲壮感がないというか、ユーモアに助けられて、笑って読んでしまう。 やっぱりおもしろい奥田ワールドである。 そして川上未映子「ヘヴン」 学校ではげしいいじめにあっている斜視の男の子が主人公で、同じクラスで、汚いかっこをしているという理由で同じようにいじめられている女の子と心の交流をすることで、少しずつ強くなっていくというふうな話なのだが、そんな単純な話でもなく、なんとなく未消化な部分が残っているようにもおもえたものの、最後はとても感動的だった。 小説ではないけど、マンガもひとつ。 漫画家のグレゴリ青山さんにすすめられて、瀧波ユカリ「臨死!江古田ちゃん」1〜4巻も読んだ。 江古田ちゃんは、その名のとおり、東京の江古田に住むフリーターで、テレフォンオペレーターや、写真学校のヌードモデル、なぜかフィリピンパブでもバイトをしている。 北海道出身で、自分のアパートでは、いつも全裸ですごしていて、運命の相手を探しながらいろんな男とつきあってみるものの、なかなかホンモノにはめぐりあえず...というふうな設定で、ときどきでてくる猛烈な母とか医療関係の専門学校に通う元ヤンのおねえちゃんとか、フィリピンパブで働く同僚、女装子のおっさん、アメリカ人BF、本命彼女がいるのに江古田ちゃんとも適当につきあってる男とか、いろんなキャラ立ちした人々が出て来て、妙にリアル。 4コママンガなのだが、おもわずひざを打ってしまうような真理がいっぱいちりばめてある。 濃ゆいマンガだ。 |一覧| |