W杯・上川主審、イングランドの試合で2試合目の笛
ワールドカップドイツ大会で、日本人審判の上川さんが、6月9日のポーランドvsエクアドル戦に引き続き、15日のイングランドvsトリニダード・トバゴの主審に指名されたという。素晴らしい朗報である。 選手としての日本代表は、オーストラリア戦で手痛い敗北を喫したが、ジャッジの世界では、正しい評価を得て、サッカーの発祥の地イングランドの試合に立ち会うことになった。 先のオーストラリア戦のジャッジに多くの問題があり、私達も相当不愉快な思いをしている。勝手も負けても、ジャッジの不手際から試合が汚されることはさけたいことである。 審判は、チーム性で広島副審とともに再度の取組みである。 当該試合は、各選手の活躍はもとより、気持ちよい、素晴らしいジャッジも見ものである。 楽しみが一つ増えたといえるでしょう。=======http://www.yomiuri.co.jp/wcup2006/news/20060614i403.htm 国際サッカー連盟(FIFA)は13日、グループリーグB組のイングランド―トリニダード・トバゴ(15日・ニュルンベルク)の担当審判員を発表し、9日のポーランド―エクアドル戦を担当した上川徹主審が、広嶋禎数副審らとともに再び指名された。 日本人の主審が、W杯の同一大会で2試合目の笛を吹くのは初めてのことだ。 これまでにW杯を経験した日本人審判は、主審としては各大会で1試合ずつしか出場機会が与えられなかった。高田静夫氏は1990年までの2大会で6試合のジャッジに加わったが、当時は審判の分業制がなく、4試合が線審(現副審)だった。 上川氏には2試合目の主審が巡り、しかもサッカーの母国イングランドの試合を担当する。ポーランド―エクアドルでの安定したジャッジが、FIFAから評価された証しとみられる。 FIFAが今大会の主審に選んだのは23人。日韓大会の3分の2程度という少数精鋭だ。今大会は誤審問題を防ぐために主審と副審の組み合わせを固定したチーム制が導入されるなど、判定の向上に本腰を入れて乗り出した大会でもある。 90年大会では、高田氏が決勝トーナメントの審判リストに名を連ねたが、結局出番は来なかった。上川氏には、日本人主審で初めて16強以上の試合で笛を吹く期待もかかる。(2006年6月14日10時15分 読売新聞)登録中の人気blogランキングへ ←よければクリックを