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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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August 10, 2015
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オデミシュに用事があって行ってきました。
どうせ行くならオヤパザールが開かれる日にしようって、急に思い立ってクルマを走らせました。

アンタルヤからはエーゲ海地方のイズミールやセルチュクに出ることなく、裏手のキラズ経由でクルマで約6時間。
以前に比べて道がよくなり、距離もぐんと短くなったとはいえ、山岳地帯を2つ越えて行きます。
もちろんアンタルヤとオデミシュの間の道には高速道路などもありません。



R-DSC_0061.jpg


今回は私の本「トルコのちいさなレース編みオヤ」も持っていきました。
なぜかというとパザールで撮影したおばちゃんたちに見せていなかったからです。
本が私の手元に1冊しかないからあげられない・・・・。

贈呈本がわずか5冊。1冊は自分用兼赤ペン入れ用。
あとはお世話になった各地の人にあげたけど、はっきり言って4冊じゃ足りないよね。
この間のイ―ネオヤの旅のときに日本から2冊買ってきてもらったけどやっぱり足りない。

パザールのおばちゃんたちには、事情を話して「見せるだけねー」と断って、写っているページを見せたら、みんな大騒ぎ。
自分やお友達の姿を見つけてはうれしそうにしてくれた。

R-P1170149.jpg


そして今回のパザールではおばちゃんたち以外にもいろんな人に会った。

トルコ人の女性二人組。
「私たち東京と横浜に住んでいまーす。夫もトルコ人で、もう6年になります」

流暢な日本語でトルコ人の男性。
「日本の大学に通っています」

そして私の姿を見かけた知り合いに聞いて飛んできたというトルコ人の女性。
海外の大学でトルコの手工芸をテーマに研究をしているそうです。

R-DSC_0002.JPG


イーネオヤの研究をするにあたって、地元オデミシュで私の活動に関する話を聞いて連絡をくれていたのですが、彼女の帰省が短期間だったため、今回は会えないかもしれませんね・・・・と話をしていたところでしたので短時間でしたが話が弾みました。

そして日本の人も見かけました。
日本人が話すカタコト・トルコ語は不思議なことに共通した特徴があるので耳に入ってくるとすぐにわかります。

たくさんの日本人がイーネオヤに興味を持ったり、材料買いにとか、業者の仕入れとかが来るようになって本当によかったですね。



・・・・・でも。
15~20年前の掘り出し物黄金期に比べたら売られているものも変わりました。
市を出していたおばちゃんたちの中にはすでに他界した人もいます。
売れるものがなくなって引退した人もいます。
品質にも価格にも変化があります。
時代の流れですから。

私自身はその焦燥感を絨毯業界で一度体験し、今まさにイ―ネオヤ業界で二度目のそれを体験中です。
周囲を見回せば、絨毯業界での古い知人の多くは廃業したり、亡くなったり。
イーネオヤ業界でも古いいいものを扱っていた昔からの知り合いは、扱えるものがなくなって商売替えをしている人も出てきています。
そして私の求めているモノは見つかりません。

なんだか自分ひとりだけが取り残されている気がします。
そしてみんないなくなったのに、どうして私はこの仕事をしなくてはならないのか・・・・という気持ちもあります。
潮時が来たってことだと思います。


そんな気持ちでここ数年過ごしています。
そしてそういうときに限って、まだ引いてはいけない・・・という指令が来ます。
義務や責任感でここにいるだけかもしれません。

それでも必要としてくれる人がいて、私で役に立つことがある間はなんとか頑張ります。

ありがたいことに、今回の「オヤ旅報告会」のようにイベントに向けては積極性も自主性も実行力もない私を引っ張ってくれ、力になってくれる友人たちやオヤ愛好家のみなさんがいます。
これからますますやる気なし子になるだろう私を、どうぞ刺激してくださいませ。
末永く!? よろしくお願いいたします。


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今月のイベントのお知らせです。
受付始まっています。
先着25名様ですので、お早めにお申し込みください~。

お申込みはこの下のリンクからお入りください。↓

「トルコ オヤ旅報告会」



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web-flyer.jpg


8月30日(日)10:00~16:00に都内、四谷ひろば
 で、7月のイ―ネオヤの旅に関連した報告会が行われます。

詳細は以下をクリック。

「トルコ オヤ旅報告会」



お申込みは8月7日(金)20:00~

お問い合わせはこちら → 



オヤ旅を慣行した3名の生の声、イ―ネオヤの村で女性たちと3日間生活を共にした体験などが聞けますよ。

私は、トルコで自然な形で伝統的なイ―ネオヤを作り続ける唯一と言ってもいいこの村で、女性たちにとってのイ―ネオヤとは、この村での伝統行事、そして独特なモチーフの話などについて、村滞在の前に知っておくと得するディープな情報をスライドを使って説明します。
また実際にトルコでオヤ旅を考えている方、具体的な話を聞きたい方に「トルコ イ―ネオヤへの旅の誘い」として、質疑応答を交えながらお話をさせていただきたいと思います。

そして最後は気軽にイーネオヤを体験できるコーナー。
ワークショップはちょっと敷居が高いなあと思っていた人、イーネオヤはやったことがないけどちょっと試してみたいと思っていた人、人工シルクの糸撚りを体験したい人、イ―ネオヤ愛好者たちが集まるので、ぜひこの機会に覗いてみてください。
イーネオヤ経験者のみなさんは自分のお道具持参の上、ここちょっとわからない・・・なんて感じでトルコ現地のテクを尋ねてみてくださいね。


トルコやイーネオヤが好きな方、興味がある方にまる一日遊んでもらおうというイベントですので、みなさまのご参加をお待ちしております。

販売スペースもありますのでリクエストがありましたら15日までに私のメールの方にお願いいたします。

今回は黒ボビンの人工シルク糸、ムシュクレ村で使われていたその大きいバージョン、最近評判のよいやはりブルサの別メーカーの人工シルク糸、ナイロン糸、ポリ糸の処分品、ブルサのページで紹介している工房のシルク糸など、無地のスカーフ15色、気軽に使ったりプレゼントに適した新品のトゥーオヤのスカーフ、イ―ネオヤのスカーフ、イズニックやブルサの古いイーネオヤスカーフ、昔ながらのケレスのコットンプリントスカーフなど。
イズニックのモチーフ勉強に役立つ(モチーフ名は書いてありませんが)本なども少々。
オヤ旅にちなんでマルマラ地方のオヤ関連のものを出します。
売り切ってトルコに戻りますので、お安く出すつもりです。お目当てのものがあったらぜひお越しください。

またリクエストで村生活の必需品テロテロのモンペ(シャルワル)、トルコのお菓子類、ひまわりの種なども用意しました。


野中幾美のメールはこちら → 


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Last updated  August 11, 2015 07:40:09 AM
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