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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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November 24, 2022
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断捨離がまだ終わりません・・・。明日から通常出勤しようとは思っているのですが。
過去にニュースにしてもらった新聞記事を整理していたら、2012年8月26日付けの新聞にスーパーの広告が入っていたのを見つけてそこで手が止まってしまった。

2012年と言えば、円高で1ドルが77~78円だった年。
日本人にとっては海外旅行がしやすく、輸入品が安く手に入っていた頃だよね。
私には世田谷区の生活工房さんで地中海とイーネオヤの展示会をさせてもらい、前年に毛糸だまで記事を書かせていただいたご縁で毛糸だま主催のイーネオヤツアーに講師として同行するというイーネオヤ日本メジャーデビュー大笑いの年でした。

さて本題に戻すとする。



表裏4面の大きな広告で商品価格が書いてあったので10年前はいくらだったのか・・・現在の価格と比べてみた。
額面だけ見るとえーっ、今の10分の1! とかで終わってしまうので当時の為替レートでドルと日本円に計算し直してみる。あと、当時の最低賃金に対してどれぐらいの割合だったのか。

まずはTCMB(トルコ共和国中央銀行)の為替レートと最低賃金(手取り)。
新聞発行の2012年8月26日は日曜日のため、8月24日のレートを記載。

2012年8月24日 1ドル=1.7930TL 100円=2.2818TL 
         最低賃金=740TL=413ドル=32431円
2022年11月23日 1ドル=18.6797TL 100円=13.2200TL 
         最低賃金=5500TL=294ドル=41604円

これを前提に商品価格を見てみる。

水5ℓ(damla)
2012年 1.39TL=0.78ドル=61円 最低賃金に対する割合0.19%
2022年 13.00TL=0.70ドル=98円 最低賃金に対する割合0.24%

コカ・コーラ1.5ℓ
2012年 1.70TL=0.95ドル=75円 最低賃金に対する割合0.23%
2022年 17.75TL=0.95ドル=134円 最低賃金に対する割合0.32%

牛乳1ℓ(icim)
2012年 1.79TL=1.00ドル=78円 最低賃金に対する割合0.24%
2022年 21.90TL=1.17ドル=166円 最低賃金に対する割合0.40%
 
砂糖5kg
2012年 13.99TL=7.80ドル=613円 最低賃金に対する割合1.90%
2022年 115.90TL=6.20ドル=877円 最低賃金に対する割合2.11%

サルチャ(トマトの発酵調味料)1700g(tat)
2012年 9.10TL=5.08ドル=399円 最低賃金に対する割合1.23%
2022年 139.90TL=7.49ドル=1058円 最低賃金に対する割合2.54%

洗剤7kg(persil)※2022年は5kgの価格を7kgに換算して計算
2012年 21.90TL=12.21ドル=960円 最低賃金に対する割合2.96%
2022年 159.46TL=8.54ドル=1206円 最低賃金に対する割合2.90%

トイレットペーパー40ロール(solo)※2022年は32ロールを40ロールに換算して計算
2012年 18.95TL=10.57ドル=830円 最低賃金に対する割合2.56%
2022年 247.38TL=13.24ドル=1871円 最低賃金に対する割合4.50%

日本円で見ると今年は円安の影響モロ受けているので円高だった2012年と比べるとどうしても負担が大きくなっているのは仕方がない。円が少しでも戻ることを祈る。
だけど一般的には外貨を持つ外国人にとっては決して物価高騰の2022年現在も、めちゃくちゃ高いわけではないのだということ。

今、アンタルヤでララやコンヤアルトゥの大型スーパーに行くと客の外国人率が非常に高い。
そして価格に驚いて牛乳1本、トマト3個とかチマチマ買っている私の横で大量買いして数千リラもの支払いをしている。一瞬目がクルクルしちゃうけれど外貨に直すとそれでも大した金額ではないのもわかる。

とは言えども、トルコリラで収入を得て生活する人によっては最低賃金に対する価格の割合を見てもわかる通り、軒並み負担が増えているのも確か。
給料は額面だけ見るとこの10年で7.43倍にも増えているのだけれど、出費額はそれ以上に増えているということ。

これらはたまたま見た2012年の新聞広告に掲載されていた生活最低必需品の例であるけれど、住居費、光熱費、家電、交通費、被服費などはもしかしたらもっと負担が増えているのかもしれない。最低賃金はインフレに合わせて賃上げされてきているようだが、2023年1月には現在の5500TLから7500TL前後になるという予測がある。2022年の1月が4250TLだったので、1年で2倍近くになるわけ。物価がこれ以上上がらない前提であれば生活も少し楽になるとは思うけれど、人件費が上がれば当然、物価にも影響があるから追いかけっこになっちゃうんだろうな。
一部の高給取りの家庭を除けば、共働きでなんとか支えていけるレベルで、女性も働く人が増えたし、子供はいても1人、2人が普通になっている・・・この国も生活スタイルが変わらざる負えなくなっているってことなのだろう。

これらは専門的な計算や数値によるものではなく、あくまで自分の生活ベースでの考察。
トルコで暮らす日本人の立場の素人目線でこの10年で物価はどんな風に変わってきたのかの目安の話でした。

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Last updated  November 24, 2022 07:20:40 PM
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