ジンオウガ 「ほう……未来を見通せるお守りか」 第2話 その7
ティガレックス亜種 「ヘッヘ………………ヘヘ………………ヘヘヘヘ……………………」ジンオウガ(超帯電) 「その猫を放せ。俺とお前の戦いには関係がないはずだ」小鉄 「ま……まだオイラは死にたくないニャ!! 死にたくないニャ!!!!!」ティガレックス亜種 「どぉぉぉぉしよっかなぁああああ!!!(グリグリ)」小鉄 「ギニャアアアアアア!!!」ジンオウガ(超帯電) 「……………………」ジンオウガ (スゥ)ジンオウガ 「これで良いだろう。猫を放せ」小鉄 「ジ……ジンオウガ…………!? 超帯電状態じゃないと駄目だニャアアア!!」ティガレックス亜種 「ヘヘヘヘヘ!!! ウキャキャキャキャ!!!!!」ティガレックス亜種 「死ねェェエアアア!!!」 >ドスッ!!小鉄 (ティ……ッ! ティガレックスの腕が、半ばまでジンオウガの胸に突き刺さったニャ!!!!!)ジンオウガ (ゴブッ)ジンオウガ 「……………………(ガッ)」小鉄 「ジンオウガ!!! 死んじゃうニャ!!!!!」ジンオウガ 「猫よ……お前にこのお守りを託す(キラッ)」ジンオウガ 「借り物だが………………それを使い、我が家族の力になってはくれないか……」小鉄 「だ……旦那さんのお守りじゃニャい!? これは何ニャ!!!!」ティガレックス亜種 「それは俺のモンだああああああああああああ!!!!!(ギリッ)」小鉄 「グニャアアアアアア!!!!」ジンオウガ 「(ググググ……)猫を…………放せ!!!!(ガッ!!!)」ティガレックス亜種 「なッ…………この死にぞこないが!! 離れろ!!(ドスッ! ドスッ!!!!!)」ジンオウガ 「行け、猫よ…………!!」ジンオウガ 「お前のお守りは…………時期が来れば必ずお前の元に還る………………!!!!」小鉄 「はぁ……はぁ……(ボテリ)」ハンマー 「小鉄!!!!」小鉄 (ニャ!? あのお守りをもらったら、ティガレックスに噛まれたのに、全然痛くないニャ!!!!)小鉄 (何でニャ!?)ハンマー 「小鉄から離れろォォォォオオ!!!(グゥゥゥゥゥンッ!!!)」 >ドガァアアアア!!!ティガレックス亜種 「ガアアアアアアアア!!!!」ジンオウガ 「今だ!!!!(グイッ!!!)」ティガレックス亜種 「うおおおおお!?」小鉄 (ジ……ジンオウガとティガレックスが、溶岩の方に滑り落ちて…………)ジンオウガ 「貴様と心中する気はなかったが、致し方あるまい!!」ジンオウガ 「地獄の果てまで共に逝こうぞ!!!」ティガレックス亜種 「ガアアアアア!!! 離せえええええええ!!!!」 >ギリギリジンオウガ 「オオオオオオオオ――――ッン!!!!!」 >ピカッ!!! >バリバリバリバリバリティガレックス亜種 「ギャアアアアアアアアアアア!!!!!」ジンオウガ 「流石の貴様も、溶岩の奥底まで沈められては生きてはいられまい!!!」ティガレックス亜種 「クサレが…………この外道がああああ!!!」ティガレックス亜種 「俺から全てを奪い、俺の全てを壊し、俺の命までもを奪って、また俺を殺すのか!?」ティガレックス亜種 「許せねぇ!! 絶対に許せねぇ!!!」ティガレックス亜種 「俺は!! 貴様を!!!!!! 許さねぇ!!!!!!!」ジンオウガ 「結構だ!! 貴様に許されずとも、俺には守るべき大事なものがある!!!!」ジンオウガ 「全てを守るために、俺は死ぬ!!!!」 >バッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!ティガレックス亜種 「ギィィィィヤアアアアアアアアアア!!!!!!」ジンオウガ (妻よ……我が子よ…………すまない………………)ジンオウガ (やはり、俺はここまでのようだ……)ジンオウガ (強く生きろ……!! 誰よりも強く、誰にも負けないように強く生きるんだ!!!!!)ジンオウガ (俺はいつでも、お前達を見ている!!!!)小鉄 「ジンオウガ――ッ!!!!!!!」ハンマー 「小鉄! お前凄い怪我だぞ!! 早く秘薬をぬらなければ!!」小鉄 「ハンマー! そんなことよりも、ジ、ジンオウガが……!!!」小鉄 「ティガレックスと溶岩に沈んだニャアアアア!!!!!」小鉄 「オ……オイラの…………オイラの目の前で!! 沢山血が出てたニャ!!!」小鉄 「あのジンオウガは、オイラを守ってくれたのに…………!!!!」小鉄 「オイラは……オイラは!! オイラは何も出来なかったニャ!!!!!!!」 >グラグラグラグラハンマー 「!! ここも崩れる! 小鉄、しっかりつかまっていろ!!!(ガシッ!!)」小鉄 「やめるニャ! 放すニャ!!! ジンオウガを助けに行かなきゃいけないニャ!!!」ハンマー 「この溶岩では無理だ! 諦めろ!!!」小鉄 「嫌だニャ――ッ!!!! ジンオウガ――!!!!!」小鉄 「ジンオウガアアアアアアアア!!!!!!」ハンマー (シュバッ!!!)―海岸<朝>―金リオレイア 「はあ~~ぁ、いいぃぃ~い朝日だっべなぁああ!!」銀リオレウス 「んだあ。わぁるどつぁあに出ていがっだなあ」金リオレイア 「森は少女ちゃんにまがせどげばいぃんだし、楽になったっべがらなぁ」銀リオレウス 「んだあ。おいららはおいららでのーんびりずっぺぇえ」金リオレイア 「さぁて、わぁるどつぁあ二日目に出発ずっかぁ」金リオレイア 「?」銀リオレウス 「どじた? かぁぢゃん?」金リオレイア 「いんやぁ。何ががひがった気がしてなぁ」銀リオレウス 「どこでだぁ?」金リオレイア 「あっぢの方だァ」金リオレイア 「何かが砂にうまっでるでぇ」銀リオレウス 「掘れ、掘れェ」 >ゴッシュ、ゴッシュ金リオレイア 「!!」銀リオレウス 「!!」金リオレイア 「ンだァ? こっだらけっだいなもんすだぁは?」ジンオウガ妻 「……………………」仔ジンオウガ 「……………………」次回へ続きます目次に戻ります