トランコム優待廃止の衝撃!!
本日、私のPF17位の準主力株である9058トランコムが優待廃止を発表しました。 私にとってはトランコムはただの優待株ではありませんでした。まずは本当は少し先に公開する予定だった「準主力株概況17位、トランコム」の幻となってしまった下書きを御覧下さい。 17位 9058 トランコム (東1、9月優待) ◎◎ PF時価総額17位の準主力は、全国26拠点、協力会社約10,000社のネットワークを活用し、荷主企業の「荷物があるが車両がない」という貨物情報と、協力輸送会社の「行きは荷物があるが帰りは空っぽ」という空車情報をマッチングさせ、荷主企業と協力輸送会社のニーズを満たし、独自性のあるビジネスモデルで急成長を続ける物流情報サービスのトランコムです。2012年12月、ついに待望の東証1部昇格を果たしました。 現在の株価は1677円、PBR1.02、株主持分比率は54.7%とまずまず、今期予想PER7.07、配当利回り3.0%(50円)、総合利回り4.8%(50+30=80円)で、優待は100株保有で3000円相当の品物(選択性)です。 優待族的にはトランコム=「国産黒毛和牛しゃぶしゃぶ肉」 (株主優待だけで優雅な生活 みきまる&WWW9945共著より引用) という有名な方程式がありますので、今年も当然選択しました。 今回はすき焼きにしました。 ↑ ちなみにダシはPF10位の主力である3172ティーライフの優待品を使って取っています。 いつものことですが、やっぱりトランコムの優待しゃぶしゃぶ肉は美味しいです。投資家として「日々戦ってきた報酬を、今まさに手にしている」という実感がありますね。 トランコムは万年不人気であり、激安銘柄だらけの陸運セクターの中では指標的に特別に割安と言うわけではありませんが、四季報を見れば一目瞭然な通り、売上・利益・配当とも過去グングン伸び続けているピカピカの成長株です。現在まで12期連続増配中ですし、大株主2位には「不人気バリュー株頑固投資」で知られる「BBHフォー・フィディリティー・ロー・プライスストック」も登場しています。 つまり、トランコムはただの「優待しゃぶしゃぶ肉」銘柄ではなく、成長力・指標的な割安さ・魅力的な優待の3つを最上級のレベルで兼ね備えた、戦闘力の高い極上の「鉄板優待バリュー株」なのです。 (株主優待だけで優雅な生活 みきまる&WWW9945共著より引用) 私は現在「ある銘柄を主力株に引き上げるか?」を最終判断するときに、「その銘柄はトランコムよりも良い銘柄なのか?」ということを最後に自問するようにしています。ここより総合戦闘力の高い優待バリュー株は決して多くはありません。その意味で、 トランコムは主力株への大きな関門となる、基準優待バリュー株 であると考えています。「基準優待バリュー株」を持つことは非常に大切で、以前は7508 G-7ホールディングス(優待廃止でボツ)や3078 ユニバース(上場廃止でボツ)がその大役を担っていたのですが、今現在はトラちゃんがその役目を負っています。これからも優待ししゃぶしゃぶ肉と会社の成長を楽しみにしながら、ホールドして応援していく予定です。 引用終わり。。。 。 。 。 。 。 。 。 。 オエーッ、吐き気が止まりません。(泣) つまり、私にとってのトランコムは、極めて大きな信頼を置く「鉄板優待株」であり、同時にPF構成の軸となる「基準優待バリュー株」でもありました。 それだけにトランコムの優待廃止のニュースはあまりにも大きな衝撃で、今はもうあまりたくさんのことを書く元気も気力もありませんが、トランコムは待望の東証1部昇格を果たし、もう株主数に気を使わなくてもよくなった、我々優待族を必要としなくなったということでしょう。これはまさに2772ゲンキーと同じパターンですが、 下位市場から東証1部昇格を果たした銘柄には一定の優待廃止リスクがある。 ことを我々優待族は肝に銘じる必要があると、改めて認識しました。 トランコムの今回の優待廃止には同時に増配も伴っていますし、何しろトランコムは純粋にバリュー株としてみてもピカイチなので、明日以降一旦は暴落してもいずれ株価は持ち直すだろうとは推測しています。 ニクソン(肉損)ショック がどれほどのものなのか、優待族としてそしてホルダーとして、最後にしっかりと見届けたいと思っています。(笑) ただ、私は株価推移をゆったりと見ながらですがトランコムとはこれでお別れです。今まで、トランコムから頂いてきた優待、東証1部昇格を見届けることが出来たという楽しい思い出を胸に、私はまた次の優待バリュー株で気持ちを新たに頑張りたいと思っています。