ケン・フィッシャーは真のコントラリアン(株式投資本オールタイムベスト29位、ケン・フィッシャーのPSR株分析3)。
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズ第29位 ケン・フィッシャーのPSR株分析 (ケン・フィッシャー著 パンローリング社) の好評第3弾です。 さてケン・フィッシャーが愛している PSR(Price-to-Sales-Ratio:株価売上倍率) は、 変動率が非常に少ないという利点を持つ指標 であり、名著 ウォール街で勝つ法則 でも 最も力のある指標の1つとして賞賛されていたものでもあります。 また 「真のコントラリアン(逆張り投資家)」 のケン・フィッシャーには、心に残る名言が多いことも強調しておきたいです。具体的にいくつか見ておきましょう。 市場とは、人に謙遜の美徳を教える、神の最高のメカニズムのひとつである。 くー、私も過去、成績良好で天狗になった時には必ずと言って良い程、市場にその鼻をバキッと折られてきました。彼の言葉は真実だと身を持って体感しています。 赤字会社は、たとえそれが短期であっても金融界では犬小屋行き。 鮮烈且つ真実を射抜く、天才の皮肉屋ケン・フィッシャーらしい素晴らしい表現ですね。 まさに株価が下落している今こそ、経営陣の間違いを許容すべきとき。 これは凄い発想です。時間軸を延ばして考えれば、「まさに至言。」と言うことも多いですね。 この本は紛れも無い名著です。かなり古い本(1984年出版)で、全体の20%くらいに「時を越えない」部分がありますが、トータルで見れば本当に凄いと思います。あまりにも素晴らしい本なので本当は紹介したくなかったですが、隠しても仕方ないのでしょうがなく記事にしました。もしかするとその内に非公開日記に変更するかもしれないですが御了承下さい。