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カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズ第74位
Market Hack流世界一わかりやすい米国式投資の技法(広瀬隆雄著、東洋経済新報社) の第2弾です。 今日は広瀬さんの投資に関する鉄の掟、「Market Hack流投資術10か条」をまず見ておきましょう。 さてこの中で広瀬さんが一番重視しているのが、 営業キャッシュフローのよい会社を買え ということです。今日はこの点に絞って更に詳細に見ていきましょう。 その理由は営業キャッシュフローは会計的に一番ごまかしにくいからです。数年前に粉飾決算の末に破たんした福井の名門商社の江守商事も見た目は最終黒字に持ち込んでいましたが、その裏で営業CFは何年も真っ赤っ赤でしたね。 そして、営業CFは年々着実に増えているのが望ましいとし、そういった分かりやすい銘柄を買うように勧めています。 その理由は、儲かる構造になっている会社はよほどのことがない限り、その儲けの構造が崩れないからです。この視点は、名著 千年投資の公理 の中の economic moat (経済的な堀) の概念そのものですね。 また、広瀬さんは投資家への戒めとして、 株の好きな人ほど、荒っぽい銘柄にコロッと参る傾向がある。。。なぜか悪い女とばかりつき合う奴がいる。投資の世界でもそういう奴はいる。これは悪い病気だから、直せ! と述べています。経済的な堀のある銘柄だけで慎重にポートフォリオを組めばいいのに、重度の病的な株好きはどうしても腕試し的な危険な香りのする銘柄に惹かれてしまうところがあるんですね。そしてこの傾向は私自身にも明白にあります。本当に気を付けよう、常に丁寧に王道的な銘柄でPFを組み上げ続けるようにしよう、と改めて誓いました。(汗) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 24, 2018 08:42:16 AM
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