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カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベスト123位
ラリー・ウィリアムズの短期売買法 第2版 (ラリー・R・ウィリアムズ著、パンローリング、2012年) の第5弾です。 今日は、第3章 短期トレーディングの真実 から。 短期トレーディングの「真実」-それは、トレードする時間枠が短いほど、儲けもそれだけ少なくなる、ということである。 短期トレーダーのバイブルとして高名なこの本ですが、実は意外なことにラリー・ウィリアムズは、「デイトレード」を優位性がないやり方であるとして明白に否定しています。どこまでも徹底的に論理的で分かりやすいのが、彼の素晴らしさなんですね。 すべての利益のカギを握るのはトレンドである。。。トレンドがなければ、利益も出ない。トレンドは時間の関数だ。したがって、トレードの保有期間が長いほど、大きなトレンドをとらえられるチャンスは増える。こうした意味では、デイトレーダーは非常に不利な立場にある。 勝ちトレードを持ち続けることを学ばないかぎり、大金を手にすることは不可能だ。勝ちトレードは長く持てば持つほど、儲かる可能性は高まる。成功する農業家は作付けしたあと数分ごとに掘り返して生長具合を確かめたりはしない。生長を見守るだけだ。われわれトレーダーは生長のこの自然のプロセスから学ぶべきことは多い。われわれのトレーダーとしての成功も同じである。お金儲けには時間がかかるのだ。 これを読むと、短期投資の神様であるラリー・ウィリアムズがまるで我々中長期投資家を励まし、そのやり方を祝福してくれているようでもあります。彼は極めて経験豊富で、多彩で深い視点と洞察力を持った投資家です。そしてだからこそ、この本は短期投資家だけでなく、私たちの様な「時間軸を長く取ったおっとり投資家」にとっても役立つ1冊になっているんですね。(続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 11, 2021 01:44:00 PM
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