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みきまるの優待バリュー株日誌

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Dec 27, 2022
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カテゴリ:投資本書評
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト135位





反脆弱性(ナシーム・ニコラス・タレブ著、2017年、ダイヤモンド社)










 のご機嫌第5弾です。






 今日は、第1章 ダモクレスとヒュドラーの間で から。












 ​
​ 私の首を刎ねてくれ



 反脆さを表す普通名詞はないにせよ、神話にはそれに相当する概念がちゃんとある。


 
 ギリシア神話に登場するヒュドラーは、アルゴスに程近いレルネーの沼地に棲む、ヘビに似た生き物で、首が何本も生えている。首を1本切り落とすたびに、2本の首が生えてくる。つまり、危害は歓迎なのだ。まさに、ヒュドラーは反脆さの象徴だ。



 成功とのバランスを取るには、それと同量の頑健さ、もっといえば反脆さが必要だ。フェニックス、できればヒュドラーにならなくちゃいけない。さもなければ、やがてダモクレスの剣に殺られてしまうだろう。

 














 いやあ、このタレブの「
ヒュドラーにならなくちゃいけない。」という指摘には震えました。未来を完全に見通すことはできず、必然的にたくさんの失敗を犯すことになる我々投資家が持つべきメンタリティとして完璧と思いました。






 自分は以前から、大きな資金を入れて超主力で戦ってきた銘柄に「実際に訪れた未来」が自分の見込みと違って株価が暴落し、リスク管理の観点から撤退を余儀なくされるという経験をたくさんしてきました。







 こういう時、もちろん酷く狼狽したり動揺したり、場合によってはちょっとだけ胃液を吐いたりということは良くあったのですが、同時に何故か心の奥底で「不思議な解放感と爽快感」を覚えることがありました。







 なんて言うんだろう、「あぁ、神なるマーケットはまたもや、へっぽこ投資家である私の大きな間違いを指摘してくれたんだ。この銘柄は、この道は進んだらダメだよと教えてくれたんだ。もう止めよう。来た道を勇気を持ってまっすぐに後ろを振り返らずに一目散に引き返そう。そしたら残った虎の子の資金を回収して自分はまた別のアイデアを試せる。もう1回、新しく戦えるんだ。」という、戦後の焼け野原で心をリセットして新たに歩み始めるような感覚を感じることがあったのです。







 今から考えると、これはヒュドラーが首を切り落とされて、その後新しい首が再生してくる感じに似ているな、と思いました。そして私は、「よし、自分はこれから意識してヒュドラーになろう。」と決意しました。









(続く)





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Last updated  Dec 27, 2022 01:39:35 PM
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