|
カテゴリ:M氏の像 相模原個展へむけて
M氏と話し始めたころ、M氏がよく例に出した軍医さんの話があった。
M氏がなぜ無償でもロシアと交流を続けるのか。 今、振り返ると、その「ビジョン」をよく表す例えだったのだと思う。 ロシアのある地域で、今でも「素晴らしい日本の軍医さんがいた」と語り継がれる地域がある。 その地域で「とても素晴らしいひとだったので、訪れた日本の方を私達は大切にしたい」 とM氏はとてもあたたかく対応された。 「これは単に美しい物語として、いっているわけでもない。 なぜなら、そのひとはただ、そうしたいと思ってロシアの人々に温かく接していたはずだから。 それが結果的に語り継がれる作用になっているだけだから」 「そうしたい」という素直な情熱の素晴らしさ。 M氏は抑留中、ワシューチン含め、ロシア人の素晴らしさを感じた。 そのロシア人と日本人をつなぐ交流がないなら、自分が「そうしたい」と思った。 そして、「世代を超えて交流の和を広げ、次世代のひとへその交流渡す」 と、抑留にたいする自分の答えを見出した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月06日 11時28分49秒
コメント(0) | コメントを書く
[M氏の像 相模原個展へむけて] カテゴリの最新記事
|
|