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カテゴリ:家庭
会社帰り、地下鉄の階段にて。
30代(推定)の女性が一段一段キャリーバッグをもって降りていた。不思議な持ち方をするなあと思ってよくみたら足に補助具のようなものが。 手伝おうか。一瞬迷った。どういうべきか。どう動くべきか。そもそも手伝うべきなのか。 と、並んで歩いていた40代(推定)リーマンがさっとかけよりひとことふたこと、あっさりバッグを手にして降りていった。 その時間、わずか数秒。 負けた。 なにがすごいかって、アプローチの自然さと声をかける柔らかさと警戒させない雰囲気だ。 親切道という武道があるなら有段者だ。力の抜けきった、確かな型。 紳士というのはこういうひとをいうのだろう。 迷うのはどうみられるかを気にするからだ。今日、まちがえば不審者扱いされる。そういう鎧を恐れずひとを助ける。ふだんからそういう立ち居振る舞いをしているひとなのだろう。 呼吸をするように親切ができたらいいのに。まだまだ修業が足りない。まずはぎこちない親切からはじめよう。(♂) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年04月25日 21時16分30秒
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