生と死の境界について
海から見た陸上は 死の世界陸から見た海中も 死の世界 片側から見た世界は 同じ、死の世界 その境界は浜辺にあって、生と死の波打ち際はゆりかごのように揺れてる…… 私の中で、いつか植えた種が芽を出す大切な種がたくさん私の中に眠っているけれど圧倒的に時間も養分も行き届いていない訳を探す 眠った種子が夢を見て、これはこういうことなんだよと囁く とうに萎れても良いほどの大輪の百合が水と養分を必要としすぎるせいだとだから 他の種子がなかなか芽を出せないのだと 根元から手折ってしまえば?段々と萎れ生気が消える……その様子は生と死を一緒に孕む 波打ち際と同じ 死の世界から見た生の世界は 死の世界…枯れて行く様は 生まれる瞬間でもある まだ、柔らかく冷やされていたあなたの肢体は死への階段を下り、産声をあげるのを待っていた? そうだったらいいなと願うそろそろ…向こう側の世界では 言葉を話し始めてる頃かな