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カテゴリ:KinKi Kids
初めて『Endless SHOCK』を観た時から、気になっていたことがありました。
それは、劇中でオーナーの夢とゴチャ混ぜになりながら上演される、シェイクスピア作品のこと。 「あの部分、普段シェイクスピア作品とか観ない人にとって、どうなのかなぁ?」と。 先日、チケットを取ってくれた職場の先輩(←今回、初SHOCK観劇)にそれとなく聞いてみました。 先輩曰く「なんとなく、きっとシェイクスピアなんだろうな、と思いながら観ていた。それ以上の ことは分からなかったけど」 ・・・ですよね~^^; ■例えば2幕冒頭でオーナーが墓掘りをしてますが、シェイクスピアの有名作品を何本か観たことある人だったら、多分ここで何となく「お、もしかして・・・ハムレット?」と思うわけです。 直後にマスクをして登場する光一くんのセリフが決定打となり、『ハムレット』であることを確信。 (ちなみにここで光一くんが演じているのは、ハムレットの、暗殺された父王の亡霊です) しばらく「光一くん=亡き父王、克ちゃん=ハムレット」で舞台が進行し、マントを脱いだ瞬間、 光一くんがハムレット役に入れ替わります。ここ、演出的にはちょっとした見せ場ですな^^ 次いで「生か死か~」の有名なセリフが出てきますので、誰の目にも『ハムレット』であることが 明らかになります。 ■同様に、屋良っちが背を丸め脚を引きずりながら登場した時点で、今度は『リチャード三世』が 始まったことが分かります。 美しい未亡人(兄嫁)に迫るあのシーンも、この作品ではよく知られた場面ですよね。 ちなみに、光一くんは殺された兄王役。 のけ反り気味に、冷たい視線でヤラを見つめる姿が私のツボです♪ ■『ロミオとジュリエット』はあまりに有名。さすがに誰にでもすぐに分かるので問題なし。 ■もしも今後このシーンに手を入れることがあるとしたら、ロミジュリやめて『マクベス』を希望。 殺人の秘密を必至に隠そうとしながら、徐々に精神のバランスを崩していくマクベス@ヤラ、の 構図で。なんなら夫人の要素もいれて、血のついた手を洗ってもいいぞ。 ←殺された国王@コウイチが血だらけで登場。まさに1幕の最後の再現。 ■ただ、このシェイクスピアの場面、劇中でコウイチが新作構想として話した時にカンパニーの メンバーが見せた戸惑いと同じものを、実際の観客にも感じさせているのではないかと心配なんですよね。(私が心配しても仕方ないですが) 基本、歌も踊りもないストレートプレイですから。ショー的要素が少なすぎ。 ストレートプレイが苦手な人には、かなり辛い時間かも。 ストレートの舞台をメインに活動されている役者さんにとってでさえ、シェイクスピアは表現が 難しいのが現実。ましてや彼らの演技力では・・・(以下自粛)。しかも抜粋だし。 墓場での「In The Semetery」のように、リチャード三世やロミジュリにも、もう少しショー的な 面白さが加われば、きっともっと沢山の人が楽しめるようになるのにな、とも思ったりして。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年03月14日 11時30分01秒
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