昨夜河合さんから一緒に飲まないかとお誘いがあった。もちろん二つ返事で、・・・。そしたら、また警察から呼ばれた。今度は一人暮らしの75歳のお婆さんが自宅で亡くなっていた。一昨日、左胸が痛いといって、近医にかかって薬をもらっている。5時頃に帰って来たのを近所の人が目撃している。昨日お婆さんが出てこないので、近所の人が声をかけるが、返事がなく、警察に通報して、警察官が入って見ると、ベットの上でパジャマ姿で死んでいた。部屋は荒らされた形跡はなく、外傷もない。内因性の急死のようである。
内因性の急死の原因は脳卒中か心疾患が殆どである。まず髄液を採ってみる。清明であった。清明だから脳卒中でないとは言い切れないが、朝に診たようなクモ膜下出血は否定できる。左胸が痛いといっていたということだから、心筋梗塞の可能性が高いが、・・・。そこで、9月から使いだした、新兵器の登場である。
トロポニンTの簡易定性キットである。下の注射器を使って末梢の血液を150μl採って右側のマスのところに垂らして15分間待つ。すると左側の表示部に線が1本出るか2本出るかで末梢血中にトロポニンT(心筋の障害があると、末梢血液中に出てくる)があるかどうかが判る仕組みです。このケースでは薄いですが、2本線が出ており、トロポニンT陽性です。そこで、急性心筋梗塞による病死としました。
以前から熊本県警察医会の川口英敏先生が一生懸命研究してみえましたが、9月から全国の警察で検案のときに使用されるようになりました。
検案が終わってから、急いで河合さんの飲んでいる店に行きました。それから2軒はしご、・・・。
今朝はSさんと幸田町のギンナンのあるところへ拾いに行きました。彼岸花の咲くころにたくさんなります。
下が川なので、拾ったあと、皮を剥いて洗ってこれます。
それから朝飯を食べて、カワセミの張り込みに行きました。
今日もいますね。
急いでポイントへ行って待ち伏せしていると、停まりました。でもちょっと位置が悪かった。途中の枝がかかってしまいました。前よりはよい写真が撮れました。