ワンツの撮影が一応終了したので、次は海クロツを探して彷徨いました。
タイトゴメ(生月島) posted by (C)ドクターT
玄界灘に面した海岸沿いにはところどころタイトゴメが生えているところがあり、海クロツはこのタイトゴメを食草としています。タイトゴメはあちらこちらですぐに見つかりますが、その全てにいる訳ではありません。しかしうまく発生時期に当たるとたくさん飛んでいる場所もあります。生月島と唐津市鎮西町の2カ所でそのような場所を見つけることが出来ました。
クロツバメシジミ(生月島) posted by (C)ドクターT
ツメレンゲ食のクロツバメシジミに比べて裏面地色が暗化する傾向があり、福岡市から平戸市にかけて分布するクロツでは後翅裏面の外中央斑列と2列の亜外縁紋との間に白帯が出る特徴があり、同じタイトゴメ食いのクロツでも対馬産には見られないそうです。
クロツバメシジミ(鎮西町) (2) posted by (C)ドクターT
クロツバメシジミ(生月島) posted by (C)ドクターT
この地域のクロツは朝鮮半島に分布するクロツとよく似ていて、朝鮮半島亜種ではないかと言われています。
クロツバメシジミ(対馬) posted by (C)ドクターT
クロツバメシジミ(新城市) posted by (C)ドクターT
ムシャクロツバメシジミ(名古屋市西区新川堤防) posted by (C)ドクターT
参考のために対馬産、新城産と名古屋市西区で発生しているムシャクロツバメシジミを載せておきます。