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October 27, 2008
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こんばんは。ライン川沿いの古城について書く前に、今日も余談を書いていきたいと思います。雨の日曜日は大変退屈だったので、今日は長いブログになってしまいました。無理をせずに、何回かに分けて読んでいただけたらと思います(笑)。

あの事件以来、ドイツでの散髪を躊躇してしまうようになり、約4ヶ月間も散髪をしていませんでした。しかし、ついに先週の土曜日に散髪をしてきました(旗)。ドイツの散髪屋なんかに行ったら何をされるか分からないので、日本人理容師さんにカットをお願いした方が安心&安全だと悟ったぽんすけは、日本人が多く住んでいるDuesseldorfに行きました。店の入り口に、「男性カット35ユーロ」と書いてあります。前回、ドイツ理容師にやってもらったときは8.50ユーロだったので、約4倍の値段がしますが、ここはお金がどうのこうのと文句を言ってられませんむきー1.gif

やっぱり日本人が経営されているお店が一番いいですね~。全部日本語で通じますから。この日、僕の髪を切ってくださったのはあずささんと言う女性理容師さんでした。女性の理容師さんに髪を切ってもらうのは約10年ぶりぽっ。実は彼女、昨日ドイツに到着したばかりで、その翌日から仕事をしているのだと言います。スゴイ・・・パワフル。モスクワ経由でドイツ入りをされたそうですが、モスクワ空港で18時間も次のフライトを待たれていたそうです。「寒かった~」とそのときの想い出を語ってくださって、モスクワ空港は隙間風がビュービュー入ってくるので、お酒無しでは18時間も過ごせなかったらしいです。その後、ビックリするようなお話もしてくださったのですが、人のことを遠慮無しにブログで書くのは申し訳がないので、黙っておくことにします(笑)。帰り際にあずささんの名刺を頂いて、次回もここで散髪をしようと考えています。

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さて、ライン川の古城巡りですが、今日で最終回です。本当のところ、ライン川に点在している古城の半分も見ていないのですが、時間切れということでザンクト・ゴアルスハウゼン(St. Goarshausen)の見所を少し観光したら家路につくことにしました。

昨日ご紹介したブラウバッハ駅から列車に乗ってザンクト・ゴアルスハウゼンへ向かいましたが、その途中ライン川と対岸の景色が望めて、山の斜面に広がるぶどう畑の景色は本当に素晴らしかったです。

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     ライン川東線の車窓の景色ワイングラス山の斜面に広がるぶどう畑がとても綺麗でした。

これからライン川沿いの古城巡りをされる方のために1つだけ注意点を書きたいと思います(それ以外の方は読み飛ばしてください)。ライン川の東側にあるのが「ザンクト・ゴアルスハウゼン(St. Goarshausen)」で、その西側にあるのが「ザンクト・ゴアール(St.Goar)」です。地名がよく似ていて、僕も当初混乱しましたが、全く違う町なのでご注意ください。ちなみにこの2つの町は姉妹都市で、両方の町を渡し舟で往来することができます。もう1つ言うと、バッハラッハ(Bachrach)とブラウバッハ(Braubach)も名前が似ているので注意です。

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      夕焼けに包まれたザンクト・ゴアルスハウゼン(St. Goarshausen)の街並み

ザンクト・ゴアルスハウゼン駅から南に200メートルほど行けば、information(観光案内所)があり、そこでこの周辺の情報を集めることができます。でも、僕がこの町に着いたのは夕方の5時をまわっていたので、残念ながら閉まっていました。この辺りにはおしゃれなレストランやホテルもあり、古城巡りの宿屋として選ぶのもいいと思います。しかし、冬季はそのほとんどのホテルが休業するそうなので、ご注意ください。

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                    町の背後にあるネコ城(Burg Katz)

この町の面白いところは、「トムとジェリー」のアニメを思い出させるところですね。実はネコ城とネズミ城が同じ町にあるのです。その由来について簡単に説明しますと、この辺りの有力な領主カッツェンエーレンボーゲンが14世紀にお城を建て、彼の名前の一部「カッツ(Katz)」がドイツ語でネコを意味することから、このお城がネコ城と呼ばれるようになったそうです。ちなみにカッツェンエーレンボーゲンを全訳すると「猫のひじ」という意味になるそうです(笑)。一方、ネズミ城ですが(この日は時間切れで行けませんでしたので写真はありません雫)、ネコ城から狙われた位置にあるので、ネズミ城と名付けられたそうです。

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                   白い塔の背後にネコ城が・・・・

上の写真ですが、この白い塔のことを「ネズミの塔」と勘違いをしていました。本物はもっと上流にあるんですね。こちらもネコ城から狙われた位置にあるから、ネズミの塔と名付けてもいいような気もしますが・・・。

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 ローレライ登山口(これは散髪前ですスマイル)   ローレライが転落されたと言われる崖からの眺め

この町には有名な伝説があります。それはローレライ(Loreley)伝説です。クレメンス・ブレンターノ(Clemens Brentano)作のLore Leiの物語を要約すると以下のようになります。

バッハラッハという小さな町にローレライという美しい女性が住んでいました。ローレライはその美しさからたくさんの求婚されましたが、彼女が愛していたのは城のそばに住む若い騎士でした。ある日聖職者からも求婚されましたが、それを受け入れたくないローレライ。その態度に怒りを覚えた聖職者は、彼女を魔女として訴え、裁判を起しました(昔、ドイツでは魔女狩りと言うのが実在したそうです。魔女と断定されたら、塔の中に閉じ込められ、火あぶりにされて燃やされ、多くの女性が命を落としたとか・・・。)。その裁判の結果、修道院送りを言い渡され、何とか命拾いをしました。その修道院へ向かう途中、崖の上からライン川を眺めていると、彼女が愛していた騎士が船に乗って崖に近づいてくるのが見えました。するとローレライは騎士に向かって両手を広げて崖から落ちてしまい、やがて川の中に消えていってしまいました。

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     ローレライ像・・・その顔は優しそうに見えるけど、どことなく悲しげにも見える・・・

それ以来、崖の上から美しい歌声が聞こえるようになりました。ライン川は今も昔も大型船や小型船が往来する交通と輸送の主要航路。ここを往来する船乗り達は、崖の上から聞こえてくる美しい歌声に魅了され、船の舵取りを忘れて崖や対向船に衝突して、次々に船が転覆していきました・・・。

この伝説が生まれた理由はローレライと呼ばれている岩山を登ればすぐに理解できます。崖の上から眺める景色は素晴らしいけど、この崖の下でライン川が急カーブをしているのです。しかもそのカーブしているところの川幅が狭く、そして川床には岩礁が横たわっていて、目の前にはその崖がそびえ立っていて見晴らしが悪いといった具合に、ライン川一の交通の難所です。そして、実際に多くの運船事故が発生したのも事実です。

ローレライの岩山ですが、転落防止の柵が設置されていない箇所があり、下手に足を滑らせると、ローレライと同じ運命になってしまうので、注意してください。それと、駅からローレライの登山口まで歩くと40~50分かかり、さらにそこから急な階段を登り頂上まで行くには10~15分かかります。結構、しんどかった・・・。写真のローレライ像はライン川の中洲の端っこにあり、その中州の長さが約1キロぐらいあります(往復2キロかかります)。

次回は、ライン川の紅葉&夕焼けを書いていきます。長い文章を最後まで読んでくださり、ありがとうございましたウィンク






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Last updated  October 27, 2008 03:17:45 AM
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