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カテゴリ:文化
長野市戸隠地区の中社において、御師(おし)のK原家修復工事を昨年に引き続き施工をしていました。既に12月の中旬になりますので、終わらせなければなりません。例年ですと12月15日、16日頃にはドサッ!と大雪 関東でも富士浅間神社、三峯、筑波などと戸隠でも神職を兼ねた御師の民宿が何軒もあります。K原家は「旧K法院」と称して旅館と神社の神様をお祀りしています。玄関を入ると直ぐに祭壇を設えてあります。木造2階建て、延べ床で100坪を越す大きな建物となっています。同じような建物が軒を連ねて数年前から「伝統的建造物保存地区」の指定を受けました。使用木材から屋根茅葺きまで当初に基づいて復元することが目標となっています。 昨年飯綱にて刈った茅もすべて使い、しかも不足しているので近郷近在より収集して今回の修復となりました。玄関の唐波風もかなり朽ちていましたが、職人さん方の技能と技術により見事修復ができました。渡り廊下の高欄も元の木材を判定して同じ材でしかも同じ形に修復ができました。また雨戸を格納する戸袋も同じ材料で、玄関上部天井の格天井も欅材で修復ができました。 古民家の再生という仕事の結集ですが、経験の豊かな確かの腕の大工さん、茅葺き職人、銅板金職さん、建具屋さんたちがいないと不可能な修復の仕事ですね
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Last updated
2021年12月13日 08時31分45秒
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