音
学校近くの
神社
気に入ってる。
何が
良いかって?
眺め?
…空気がきれいとか……
でもそれより
音が
自分の
耳の
鼓膜の
振動で
伝わってくる音
木葉と木葉が擦れ合う-
木枝に同化した鳥の囀る-
校舎からな部活の掛け声が飛び交う-
稀に通る車やバイクのエンジンの-
いらない-はない。
万物それぞれが
役割を果たして、
この空間を象っている
耳が聞こえない
-が聞こえない
それなら自分が
この自分が-のひとつに
なってみれば
いいんじゃないか。
そうすれば
わかるさ
これらの-
自分は
-を聞ける
けれど自分も
-のひとつに
なろうと思う
誰にも左右されず
俺は俺の-を奏でる
意の向くままに
音を奏でる。