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テーマ:同居は嫌ですか?(1148)
カテゴリ:国際結婚・国際同居の生活
病院でのシフトが始まってから、マムとの会話の時間が少し減ったように思います。先週は仕事がある日は、一緒に夕食を食べませんでした。
初仕事の日はマムがマシンガントークを炸裂し、一通りしゃべって満足したそのあと私に「今日は何があったの?」と振ってきたのですが、「今日は疲れて英語で考えられないから、明日でいいかな。」と断りました。 マムはどんな患者さんがいたのか、何をしたのか、いろんなことが聞きたいようですが、私はプロのナースとして守らなければならない約束があります。 その中の一つ。かなり重大な約束・責任としてあげられるのは 「患者さんのプライバシー・秘密の保護」です。 入院している患者さんの家族でさえ、患者さんの同意なしではその病状や治療についての情報を与えることは許されません。電話での応対も、注意しなければなりません。 公共の場で、患者さんの情報について話すことも禁止されています。名前を名乗らずとも、その会話を耳にした人が「自分の家族」だと分かった場合、それは処罰されるべき事態となります。 その処罰は大変厳しく、雇用主は「その場で即刻解雇」することができます。 私の仕事の話を聞きたがるマムに、そのことを言いました。だから、あまり話せないよ。と。 マムはとにかく、おしゃべりなので、私の話はすべて、友人知人にしらされることでしょう。しかも、サンタバーバラは小さな町です。私は自分のライセンスを守るために、彼女にはとても気をつけて話をするようにしています。 先ほども、私のところにやってきました。そして、聞くのです。 「ジェリーさんの奥さん、スーザンが癌で入院したんだって!あなた、フロアーで彼女のこと見た?」 なんで彼女はこんなに知りたがりなんだろう。 私から聞いたあと、みんなに話すのか? ジェリーに電話でもして、私から聞いたっていうのか? 別に腹を立てなくてもいいのですが、ちょっと腹が立ってしました。 「彼女は見なかったよ。でも、たとえ見たとしても、私はそのことを言えないんだけどね。(だからもう、そういう質問はしないで)今回は、ほんとうに見なかったけど。」 知りたがり、話したがりのマムはこれからもいろんな質問をしてくることでしょう。 サンタバーバラは小さい町なのです。 マムが私から聞いたことを友人知人に話しまくることで、私のライセンスが多大なリスクにさらされるということを、彼女は知らなければなりません。意地悪でやっているのではないのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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