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テーマ:同居は嫌ですか?(1148)
カテゴリ:国際結婚・国際同居の生活
患者さんの人工呼吸器を停止してからまだ2日しか経っていないが
自分の中で何かが変わったように感じる。 一体全体、何なのかは知らないが、マムやダディーに対するイライラとか ご飯を作りたくない気持ちとか、なんであたしがやらなあかん的気持ちが 全然わいてこない。 まだ2日しかっていないが。。。 怒りの根源がポロリと落ちたようなそんな感じ。 怒りの気持ちがわいてこない。 自分なりに分析してみた。 患者さんの人工呼吸器の停止をした日が境だったことは明らかなので あの日のことを鮮明に思い描きながら、自分がたどった心の中の葛藤とか いろんなものを思い出してみた。 おばあちゃんの介護中、私たち家族を理不尽に苦しめることしかできなかった 伯母や従姉のことを考えて、腹が立った。 おばあちゃんは、この患者さんに比べるとはるかに長い時間 寝たきりのままで死が訪れるのを待った。 私は7年間という家族から離れた空白の時間を埋める以上に おばあちゃんや家族と充実した時間を過ごした。 あれでよかったんだな。。。 おばあちゃんは苦しんで辛かっただろうけれど あの時間は、ただ苦しくて辛かっただけじゃない。 私が日夜、おばあちゃんの手を握って添い寝したことは おばあちゃんがすべて知っている。 私がおばあちゃんと過ごした3ヶ月のことを おばあちゃんがすべて知っている。 それでいいじゃないか。 私たち家族は何の悔いも残すことなく これ以上にないくらいのベストで完璧な介護を おばあちゃんにしてあげられたのだから。 すべては私のナースとしてのキャリアの根本的な基盤になった。 あの経験なくして、今の私はいないのだから。 おばあちゃんに感謝しよう。いつまでも、いつまでも。。。 2日前のとてもヘビーだった、意味のある仕事を通して 伯母や従姉に対して怒りを抱えることが ほんとうに意味のない事なんだな。と、心から理解できた。 怒っても、意味のないことなんだよ。 伯母や従姉は、かわいそうなんだよ。 と、自分に言い聞かせてきた気持ちとは全然違う。 ほんとうに、心から理解した。 1年半抱え続けた怒りの塊が 消えた。 そう祈りたい。 今日、朝ごはんにパンケーキを焼いた。 みんなで食べた。 今日の夕食は、スープにするからね。とマムに話した。 買い物に行くから、必要なものを言ってねとマムに伝えた。 マムのお姉さんが、イヤーインフェクションで入院しているので おじさんの夕食を作って届けてあげようと提案した。 体と心が、50gぐらい すっと軽くなった気がした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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