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カテゴリ:セイリング
横浜ベイサイドから重須へ移転を決めたものの、問題は回航をどうやるかです。仕事の都合と天候のタイミングを調整することが難しく結局、回航業者さんにお願いすることにしました。
1月30日に横浜を出港、1日目の行程は三崎まで。と、ここまでは順調に進んだのですが・・・。翌日は、長距離の相模湾越え、下田までを目指しましたが、波で大きく揺られるとエンジンが止まり、セルで回すとかかり、しばらくするとまた止まるということを繰り返すとの連絡があり、結局、伊東サンライズマリーナに緊急避難することになりました。 早速、伊東マリーンサービスのメカニックの方に状況を見てもらい、燃料系統の不具合との見たてて。関係ありそうな消耗品類の交換を行うことに。 伊東サンライズマリーナにて 交換作業自体は1週間あまりで済すんだのですが、この時期回航屋さんの予定はかなりタイト、また逆風の強い西風が吹く日が多く、結局2週間後に回航再開となりました・・が、しかし、回航再開直後、2時間余りでまたエンジンストップ。今度は、燃料タンク直下からエンジンまでの燃料配管を取り替えることに。日和待ちもあり、3月に入ってから、3回目のチャレンジで、漸く、石廊崎を超え、西伊豆を回って重須に到着となりました。 結局のところエンジン不調の原因は、波で大きく艇が揺らされると、タンクと燃料配管の位置関係がずれ、隙間が空いて空気を吸い込んだり、燃料供給が滞ることにあったようです。 考えてみれば、4年ほど前に東京湾で荒れた日に帰港中にエンジンストップして、帆走でマリーナまで入ったことがありましたが、その際に燃料系統が怪しいとのことで、タンク内洗浄やら消耗品を交換。その後、同じ症状が出なかったこともあり、安心していましたが、4年前の問題を解消できていなかったことが今回のトラブルに繋がったようです。燃料配管チューブが老朽化して固化していることはわかっていたので、これを取り替えておくべきでした。 重須のT社長によれば、YSエンジンは、元々燃料タンクをエンジンの直上に乗せて燃料供給することを前提にしており、配管チューブを長く這わせて供給することに無理があるとのこと、納得。 マリーナ契約との兼ね合いもあり、天候が最も厳しい時期に回航となりましたが、季節風の影響を十分考慮にいれて、回航時期を設定しておけば、トラブルがあったにしてもこんなに長くはかからなかったはず、反省です。 それにしても、最終日は10〜20m近い南西風が吹き募る荒天下で艇を回航してくれた回航屋さん、伊東マリンサービスの皆さんには感謝です。 何はともあれ、回航完了。これであとは重須で楽しむのみと行きたいところですが、さて、どうなることやら・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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