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カテゴリ:映画
パッケージではビルどかーん車ぼかーん主人公が爆風の中駆け抜ける!風な演出がなされていますが、誓って爆発シーンなんてこの映画に存在しません。
配給会社の考えることはわかるようでわからん このパッケージでこのタイトルで日本劇場未公開作品だなんて面白くなさそうな要素しかないのがかえって清々しいぐらいですが、コレは配給会社の罠です。 実にいぶし銀な雰囲気溢れる映画でした。オヤジをいかに渋く撮るかということにすごい情熱が感じられました。(すばらしい) 舞台はフィラデルフィアらしいのですが、薄暗い、連続殺人の起こっている町の空気がなかなか良い。音楽はたまにしか入らないけどいい曲ばかり。 そんでもってティム・ロスとガブリエル・バーンの共演。 こ…こんないかがわしいオヤジ2人も連れて来てどうするの…!(幸せ) 登場時のガブリエル・バーンの渋さはすごいですよ。黒縁メガネが似合いすぎですおじさま! 主人公のエメット君は若き殺人課の刑事。連続婦女暴行殺人事件を追ってます。 ある日彼は医者に「白血病でもうすぐ死ぬ」と宣告されます。 ショックでよろよろしてる時に出会ったのが、自分も元警官だったとゆうジャック・マーロウ(バーン)。 マーロウ曰く「殺人課の刑事か、すごいな。私も殺人課に行きたかったんだが、連邦捜査局(FBI)に誘われてね…」ケンカうってんのか!(笑) こんなおっさんと長時間の会話は避けたいと思うところですが、すっかり心が弱まってしまったエメット君は、彼に自分が余命わずかであることを吐露してしまったばかりか、苦しい闘病生活への恐れから、マーロウの紹介で3日以降に(72時間)殺し屋に自分を殺してもらうように依頼してしまったのでした。いのちをたいせつにしないやつなんてだいっきらいだー! マーロウが殺人を依頼したのが孤独な負け犬オヤジ・ジョン(ティム) この人の過去もなんやかんやあるのですが、詳しくは語られず。なんとなくマーロウに逆らえないジョンはお金も欲しいし結局引き受けることに。 しかしマーロウは実にやらしい!人が云われて一番いや~なトコを執拗に突いてきます。 だまって睨みつけるしかできないジョン。このへんのオヤジの共演は最高です!ころげまわります!超オススメ!(注:個人差アリ) 元警官かつ警備員かつ私立探偵のジョンはなかなか手際よくエメットの身辺を調べて殺人の準備を進めています。一方エメットは、自分に残された72時間で犯人を捕まえようと必死。 そんなエメットに病院から電話が。 「すみません誤診でした。あなたの病気は命に別状はありません。動揺させて悪かった…」動揺しすぎて殺し屋頼んじゃった場合は病院は責任とってくれるんですか!(笑) まあそんなかんじで後半はエメットは捜査しつつも暗殺計画を白紙に戻そうとがんばったり、ジョンがあまりにも可哀相だったり行動が意味深だったり声がたまらんかったり、マーロウが相変わらずいやらしかったりして見所たっぷり!なのですがどうも終わり方が微妙…そこははっきり解決して終わろうよー! しかしパッケージからは想像もできないほど(まだゆうか)地味いぶし銀作品でした。 こりゃいいですよ!おすすめ! 主人公のエメットを演じていたのはスコット・ウルフ君。 「白い嵐」に出てたらしいのだけど、主人公だった子?? この映画大好きなんですが、最後らへんが悲しすぎて見返せない…(TT) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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