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テーマ:おすすめ映画(4025)
カテゴリ:映画
タイトルは絶対に「贅沢は終わりだ!」のほうがいいとおもいます。
なんか温いタイトルだなぁ。主人公達のやってることも「革命」とゆうより「活動」。 「べるりん、僕らの活動」小学生の奉仕作業みたいだ… なーんて最初は思ってみてたんですが、主人公3人の理想も考えも私が思ってたより真摯でドイツの田舎はビューティフルで、爽やかでした。良い映画です。ダニエル・ブリュール出演作にはずれ無し!(今んところ)「グッバイ・レーニン」みてから好きなんですが、良い映画ばっかに出てます。 反体制~ ヤン(ダニエル君)とピーターは夜になると金持ちの家に忍び込み、家具を移動させオブジェをつくり、「贅沢は終わりだ!」とゆうメモを残して去るとゆう 一部の人間が富を搾取している資本社会への提言として。 ピーターの恋人ユールもアジアの貧困について訴える活動をしてます。そして彼女自身も金持ちの高級車に事故を起こしてしまった賠償金として大きな借金を抱えています。みんながみんなビンボー暮らしでやってられっかぁ革命だぁ! と、そんな幼稚な若者の革命でもないんですよね~。そういった気持ちも根底にあるだろうけど、ちゃんと主義主張とやってはいけないことの線引きがあって、そこが主人公達のいいところだ(^^) 借金も生活苦についても、全然親兄弟に頼ろうとしてないし。 ユールの働いてるレストランなんかサイアクですよ。 客が「グラスが気に入らないから交換して下さる?ワインもちょっと温くなったから新しいの開けてね」だのなんかもう…私ならサービスとして隠し味に雑巾エキスの一滴でも加えて差し上げたいところです。ユールの場合は高級車に引っかき傷でした。いかんよ!と思いつつすごく気持ちわかりますな。お前ら店員に求めすぎなんだよほんともーワケわからんことばっかりいいやがって客だからってなんでも許されると思うなこんちくしょ!過剰なサービスに慣れ過ぎてんだよ!!! ・・・すみません後半私情でしたね!(えがお) ある日忍び込んだ家で家主に見つかってしまい、どうしようもなくなってそのおじさん(名前忘れた)を誘拐してしまう。 ヤンはしっかりした理想と理性を持った好青年ですよ。すべての心に革命の精神を。 自分の意見を言うときは、しっかり相手の目をみて落ち着いて話せる人です。 親友のピーターは、勢いで過激なことをやっちゃいそうな雰囲気でハラハラさせられるんですが、良い意味で裏切られました。相当にイイヤツです(涙)演じているのはスタイプ・エルツェッグ。ひょろっとしててかっこいー! ユールがピーターよりもヤンに惹かれていき、三角関係が勃発するのが面白いんですよね。 革命やら誘拐したおじさんそっちのけで三角関係にわあわあやってるのもまたヤングで良い。 ピーター、ヤンの服からユールの写真を発見したりしながらも本気で気づいてなかったのにはオドロキだよ(笑) しかもバンガローではピーターはすっかり仲良くなったオジサンとカードで遊んでるし、その間ヤンとユールはいちゃいちゃしてるし、でもスルーですからねピーター! 誘拐されたおじさんは自分も昔は学生運動をしていた人で、それでも財産ができたらそれを守ろうとしてしまうし、でもこれも自力で勝ち取ったもので云々という話をするのですが、この人の云ってる事もわかる。 3人を若いなぁと思いつつも対等に話すおじさん、誘拐したのがこの人でよかったなぁ。 ヤンとユールの仲を知ったピーターは大激怒(そりゃね) 一人で山を降ります。ヤンもユールもそれぞれ落ち込んで、ああどうなるんだろうと思ったら ピーターが戻ってきた・・・!!!さらに気まずそうにしているヤンに仲直りのきっかけをつくったのもピーター。なんなんだよピーター(涙)!!! 実は何かあったら一番にキレて面倒を起こす嫉妬深い性格の奴だと思ってました。(酷) よくよく考えたら面倒をおこしてたのはユールでしたよ(^^;) ピーターお前いいやつすぎるよー!一番友達想いだ! テーマ曲がすごく心に沁みます。思わず調べてしまうほど!「Hallelujah」ジェフ・バックリィ。CD注文しちゃった! DVDの監督インタビュー、面白いですよ話してることが。いろんなこと考えてて、すごく頭のいい監督なんだろうなー。革命を語るのって多分難しいだろうし。 「与えられることで反発心を抑制されている」と言ってました。そのとおりだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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