2009年 日本の歯科保険診療で できること
2009年 日本の歯科保険診療で できること 病名「顎関節症,咬合不安定症」での,2008年改正で,日本の健康保険制度では,かみ合わせのリハビリ治療は,かなりの治療方法に 制限があり 第一段階のスプリントと低周波治療,鎮痛剤の薬だけです.保険だけでは 噛み合わせの専門医の間では,かなり限界の場合があり,残念なことに勉強していることができません.厚労省と中医協という機関で決定されたもので,残念で なりません.2006年改正では,治療は,さらに制限されました.数少ない噛み合わせ専門医は,日本の今の制度に, 失望し,絶望しています.患者さんには, ご理解の上治療を お願いします.顎関節症のリハビリは,昭和62年に指定されて高度先進医療指定され,大学病院(現在は岡山大,徳島大,愛知学院大,新潟大)だけは,国から補助金が出ています.他の大学病院や開業医は,補助されていません.そのため 開業している噛み合わせの専門医は,20年以上 保険に採用される事を待ち続けてきました. 改正のたびに 失望してきました. 早期発見,早期治療のため,ヨーロッパのイギリスやスウェーデン,またニージーランドのように,保険治療の拡大と医療費の3割負担を ゼロにする方向にすべきです. ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~2008年改正 現在 保険で 治療できる範囲と現実第一段階の治療と検査1.レントゲン検査 パノラマレントゲン1枚 3割負担 千円くらい画像診断の CT, MRIなどの検査は,専門病院に依頼 2.スプリント治療 3割負担 4710円かなり薄いスプリントで,均等に多数の接触点を回復させると,患者さんに何か 変化や効果が出るか確認.どの程度の時間 入れてられるか その時間で効果が出るか.効果がでないか. 効果が持続する時間はどのくらいか 日本の今の保険では,噛み合わせの治療の主なことは,この方法だけです.外しても安定させる検査と治療(ダイレクト・スプリント)は,まだ 保険には ありません. 3.スプリントの 月一回の調整 3割負担 660円 以前は,毎回 再診時に,認められていましたが,丸められて,月一回だけに制限されてしまいました. (2006年改訂)4.かみ合わせで 高い部位を削る調整 (咬合調整 ) できれば避けたい 一初診につき一回だけ 3割負担 120円5.低周波治療 (マイオモニター) 関節へのマッサージ効果 6. 外科治療,関節への注射,内視鏡手術,入院しての手術, 専門病院の口腔外科の入院設備の病院で~~~~~ 2008年の保険制度の検査と治療,ここまで ~~~~~~~~~~~~~すぐに保険採用してほしい事項 / 現在は算定なしゼロ●指導/ アゴの体操の指導 開口障害 関節雑音 指導/咀嚼訓練の指導, 指導/認知行動療法 歯と歯を無意識の接触,くいしばり 第二段階 検査 / EMGバイオフィ-ドバック咬合検査 (極小タッピングのタッピング検査) シリコンチェックバイト,咬合紙光透過法検査 検査/歯列模型による 咬合器検査 治療/ダイレクト・スプリント (接着性スプリント ) < 検査で低い歯にブラスチックを少しづつ接着し貼り付ける > >>> 日本の 保険治療の拡大と医療費の3割負担を ゼロにする方向にすべきです.