カテゴリ:小説・エッセイ
真夏のある日、経営コンサルタント会社社長の村越が殺された。
犯行現場は自室を隣に備えたオフィス、発見者は女性秘書。 大学助教授の肩書きを持ち、犯罪研究に明け暮れる火村に呼ばれ、 学生時代からの付き合いの推理小説家・有栖川有栖も現場に到着。 村越の写真を見たアリスは、それが高校時代の級友であると気付く。 村越は高校の頃、優等生数人とサークルを作っており、 殺害当日もその仲間と集まるはずだった。 容疑者とされる仲間達、室内に散らばっていた細かい光る粉、 そして仲間達が揃いで持つスイス時計。 ・・・犯人はいったい誰なのか? 買おうかなと思いつつ、図書館で借りてる「アリスガワアリス」。 作家アリスシリーズは4冊しか置いてなかったのが、 今年に入って3倍くらいに倍増!早速借りてきました。 表題作を含む4つのお話の短編集。 ダイイング・メッセージに首のない死体、密室に犯人当て。 話の中に散らばった謎を集めて、トリックやオチを推理する。 ・・・のは苦手で(^^;)ハナから拒否しちゃってるワタシ、 数はまぁまぁ読んでますが、推理小説マニアには程遠いですね。 今回ももちろん、犯人なんて全然わかんない(自慢にならんって)。 ダイイング・メッセージと首なし死体はそれなりに理解したけど、 密室の作り方は読んでも実感わかないし(だから密室はキライなのよ)、 犯人当て(↑の紹介文)は・・・どうしてですかぁーーーッ?!! ダメです、名探偵にはなれそうにありません 探偵にくっついて歩き、「へぇっ」とか「スゴイです、先生」 とか言うのなら、案外向いてるかもしれませんが。 有栖川有栖のアリスシリーズは2種類あって、 こちらは助教授・火村が活躍する「作家アリス」シリーズ。 作者と同姓同名の人物が、火村の助手というか推理の聞き役として 登場します。もう一つの「学生アリス」は3冊しか出てないのよね。 で、当然今後読み進めていくのは「作家アリス」の方。 火村助教授、結構好きです♪ 頭がキレて観察力バツグンの名探偵!ついでに猫好き イメージとしては・・・ちと老けた黒髪の三蔵(最○記)? 口も少々悪いしねぇ。・・・でも猫好き 今回は出てきませんでしたが、下宿先のおばあちゃんと一緒に 確か3匹飼ってたはず。拾ってきちゃったりもするのよね。 犯人に対しては容赦ナシですが、根は優しいんじゃないかと。 今まで日本の名探偵では内田康夫氏の浅見光彦がベストでしたが、 最近は助教授に押され気味w あれ?どちらも34歳の独身かな?浅見さんは32・3?忘れた。 でも、本当の現在のベストは「学生アリス」んとこの 江神氏なんですよー。うがぁっ、もっと読ませろぉ!!! (語ると長くなりそうなんで、以下自主規制) スイス時計の謎 著者:有栖川有栖 講談社ノベルス 2003年5月発行 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[小説・エッセイ] カテゴリの最新記事
|
|