カテゴリ:絵本・童話・児童書
あるところにパパがいました。ごく普通のパパでした。
ところが、12月の第一週の月曜日、 ママと2人の子供達に引っ越しを任せて出勤したら、 新しい家への帰り道がわからなくなってしまった?! バスを降りる場所さえわからず、ウロウロするパパ。 お家は見つかるのでしょうか・・・。 図書館で借りました。 ちょっと長いですが漢字には全部フリガナがあるので、 小学校低学年から楽しめそうな児童書です。 まず、タイトルに軽くビックリ。 え?パパ、お家に帰れなくなっちゃうの?なんで??? 仕事を優先するあまり家族に引っ越しを任せたら、 住所も降りるバス停もわからず終点まで行ってしまいます。 運転手さんの好意で何度か中央ターミナルと 終点を行き来するけれど、やっぱりどこだかわからないパパ。 ついに運転手さんにも見捨てられ、 途方に暮れているところへやってきたのは・・! 困っているパパの元に、次々現れる人達が面白いです。 救世主?!と思いきや、そう簡単にはいきません。 そして、いつの間にか物語はパパの冒険談に(笑) ただ、現実的に考えれば、新しい家をどうやって決めたのか。 下見とか行かなかったのかなぁ。 そんなに何もかもママ任せだったのかしら? ママも仕事があるって言ってるのに(--;) 冒険?を続けるうちパパも自分にとって何が大事か気付き、 最後はちゃーんと家族の元へ。 暖かでクスリと笑える、楽しいお話です。 はたこうしろう氏のイラストも、お話にピッタリ。 情けないパパやにぎやかな登場人物達が、 独特の絵でほのぼのと描かれています。 特に、吠えまくる犬ゾリの犬達がとても可愛いノダ♪ 目つき悪いけど(笑) うちへ帰れなくなったパパ 著者:文/ラグンヒルド・ニルスツン 絵/はたこうしろう 訳/山内清子 徳間書店 1995年9月発行 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/05/19 02:34:08 PM
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