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この春は、『ミーコのおしゃべりEnglish』の再刊が出ました。
この本は、私の初めての出版となった思い入れの深いものです。 でも、何かがのどに引っかかったままでいました。 それを、版元の三修社さんのご判断で再刊となり、本当に心よりありがたく思っています。 その何かは、この本のコンセプトを表すタイトルでした。 私の考えをストレートに表せていない印象をずっと持ち続けていたんです、かれこれ約6年間。 今回、担当者の方との打ち合わせで「5年間の海外生活でゼロから学んだ英会話の基本72フレーズ」と決まりました。 私は英語の教師でもないし、英語を専門にした仕事をしているわけではありません。 ここまで言い切れる自信が、当時はありませんでした。 じゃ、今はあるのかと聞かれると困るのですが、「小さな個人のものだたとしても、実体験は大きい。それに共感してくれる人がいるはず。その人に一番響く言葉をタイトルにしたい。」、そう思ったんです。 その気持ちを「はじめに」にも書きました。 --------------------------------- はじめに 夫の海外赴任で、香港とマレーシア(クアラルンプール)に約5年間暮らしました。英語はまったく話せませんでしたが、「英語を使う所に住めば、すぐに話せるようになる」と高をくくっていました。ところが、1か月たち、3か月たち、半年たっても、私の英語はまったく進歩がありませんでした。 そんなある日、住まいにしていた香港の24階建てのマンションで、とんでもないことが起こります。屋上のタンクが壊れて水があふれ出て、非常階段を通り、私たちの13階の部屋に流れ込みました。なんと、床「上」浸水に遭ったのです! 仕事の忙しい夫に代わって管理人と話をしましたが、片言英語では会話にさえならず、悔しくみじめな思いをしました。さすがに、このままではいけないと思った私は、ノートを片手に英語学校にも通ってゼロから英語を学び、何とか人並み程度に英語が話せるようになりました。本書では、そのとき覚えて使った基本のフレーズを紹介しています。それらは、英語学校の先生やクラスメートの口ぐせだったり、ご近所さんとの会話だったり、海外で実際に生活しながら身につけた、いわば、“リアル”で“生”の英語です。 ところで、英語にしても何にしても、何かを学ぶときには苦しいことが多いように思います。できれば、少しでも楽しく学びたい、それは誰もが思う正直な気持ちでしょう。そこで、本書は、しまごろうとミーコというネコのキャラクターを使って、マンガ仕立てで英語が学べるようにしました。私自身、ノートに落書きやイラストを描きながら勉強したので、その効果を肌で感じていました。 本書のマンガに登場するネコのキャラクターのしまごろうとミーコは、私が実際に飼っているネコ(カバーの写真)です。語学は感情の表現を覚えると上達が早いです。ネコに感情移入して、どんどん声に出してみてください。英語にはすべてカタカナで読み方を書いてあります。できれば友だちや家族の人とロールプレイすると楽しいですし、より身につくと思います。 最後になりましたが、改題と新装丁で『ミーコのおしゃべりEnglish』をよりよい形で再発刊させてくださった三修社さんに心より、お礼申し上げます。これを機に、一人でも多くの人に本書を読んでいただけるとうれしいです。 2011年春 大門久美子 --------------------------------- こんなときですが、いえ、こんなときこそ、学びの気持ちを持ち続けることは大切なような気がします。英会話の基本フレーズを学びたい人に、手に取っていただけるととてもうれしいです。 【送料無料】5年間の海外生活でゼロから学んだ英会話の基本72フレ-ズ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.13 10:12:44
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