SESTETTO VOCALE テーブル囲んでマドリガーレ
新しく結成した声楽アンサンブル、名前はSESTETTO VOCALEに決まりました。「六重唱」という意味ですが、「六」にちなんだいろいろな意味を込めています。最初のコンサートシリーズは「テーブル囲んでマドリガーレ」、マドリガーレの原点に返ります。そして、DaNemo企画ではおなじみの河合千明デザイン&イラストのフライヤーも是非どこかで手に取って下さい。 「マドリガーレ」はアカペラのアンサンブル編成で書かれたイタリア語の歌でイタリア・ルネサンスを代表する音楽です。ルネサンス絵画の世界が詩と音楽で繰り広げられます。 宮廷人達は様々な場で「マドリガーレ」を楽しみました。大パーティーの折にはお抱えの歌手や演奏家が詩人とともに新曲を披露しました。それはちょっとしたお芝居になったりもします。宮廷人は自らも歌います。避暑地の大別荘の庭園の木陰で、お昼寝の前に鳥の声と共に、あるいは夕涼みの中庭で晩餐の準備が整うのを待ちながら・・・テーブルを囲む素敵な日常空間がマドリガーレの聴こえる風景でした。 声楽アンサンブルSESTETTO VOCALE(セステット・ヴォカーレ)は、イタリアマドリガーレを専門に演奏します。最初のコンサートシリーズでは、歌い手も聞き手もテーブルを囲めるような、大きなテーブルや美味しいワインのあるこじんまりしたお店を会場に選びました。 男声をメインにした編成によるマドリガーレ本来の響き、六音音階とルネサンスの旋律論に基づいた古くて新しい音のデザインにもどうぞご期待ください。マレンツィオ、フェスタ、パレストリーナ、ローレ、モンテヴェルディ・・・1500年代から1600年頃にかけての作曲家とルネサンスの詩人達の音楽、意外と演奏される機会の少ない作曲家の作品も本来の輝きをみせてくれます。 マドリガーレの原点にかえる「テーブル囲んでマドリガーレ」、はじめてルネサンス音楽に触れる方も存分に楽しめる仕掛けいっぱいです。どなた様もお気軽にご予約ください。