カテゴリ:著者あ行
『真昼なのに昏い部屋』 江國香織/講談社 文句なしの夫と家があり、お料理もお掃除もおもてなしもすばらしく丁寧な奥さん、美弥子さん。 そこに現れた美しい日本語を話す大学の先生、ジョーンズさん。 「不倫」という言葉が似合わないほど初々しい恋のはじまり。。 でも、楽しく過ごせていた日々は短く、人妻の美弥子さんは不倫妻となり、守ってきた、あるいは守られてきた世界を見失ってしまう。 「きちんと」した妻だった美弥子さんは「きちんと」転落し、そしてむかえた不倫の果ては… ~真昼なのに昏い部屋~ 無邪気な明るさがあればあるほど、陰影─怖さ─を濃く、くっきりと際立たせてしまうのでしょうか。 私にとって手にした時から終わりまで、やっぱり!待っていたとおり!と条件反射のようにうれしくなってしまうのが江國さんの作品です。 今回も何の裏切りもなく浮世離れした世界を見せてくれました♪ 最後に、、またまたありました! “ちらちら しゃらしゃら はちはち ばたんぼすん ツピツピツピ ……” すてきな響きです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.30 01:06:33
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