がんのメルマガで山梨県棡原(ゆずりはら)の梅鶯荘(ばいおうそう)が紹介されてる
「週刊がんもっといい日」というメルマガよりお送りします。─────────────────────────2年ぶりの“長寿郷”山梨県棡原を訪ね長寿食を食べました。───────────────────────── 2年ぶりに、都心から1時間半程度の地にある“長寿郷”山梨県棡原に行きました。今回は若いスタッフたちを連れ、この地に住む高齢者たちの健康長寿に、いかに食生活が関与しているかをつぶさに見て、長生きをした高齢者たちが毎日、食べ続けてきた長寿食を味わうのが目的です。 例年、3か月ほど、入社した新人教育の一環として毎週月曜日の昼、1時間の社内セミナーを開催しています。今年のテーマは昨年に次いで棡原。ただし前年度、長寿地区の訪問は出来ませんでした。 長寿郷詣は、単に長寿について知識を得るだけでなく、実際に長寿食を食べ,改めて自己の食生活を振り返えることです。インスタント食品や菓子パンに慣れてしまった若い世代が、“長寿郷”で山道を歩き、自然な木々や葉に触れ、小鳥のさえずりを聞きながらの長寿食を実食。長寿食を用意してくださったのは、JR上野原から車で20分余りの梅窪で、長年、民食を営んできた梅鶯荘です。 キビが入ったもち米ごはん、大麦をペースト状にした「おばく」、皮がついたままのジャガイモを油で炒めた「せいだのたまじ」、刺身こんにゃく、かぼちゃ、人参、たけのこなどの煮物、山菜てんぷら・・・いずれも地元で採れた食材を使用した長寿食。締めくくりは、手打ちのうどんと酒饅頭でした。 同行したヤング世代で、今回、唯一、この長寿食を完食したのは一人。数年にわたり長寿食を食べてきましたが、これまで完食は二人のみ。今回で三人目ですが、満腹状態になったものの、その夜と朝は、とても快腸でした。 もう、ご存知のことと思いますが、快腸な要因は、食べた長寿食に食物繊維がタップリ含まれていることです。民家や畑は急坂にあるために、平坦地は学校の運動場やゲートボール場程度で、水田ができないために麦を中心とした食生活を続けてきたのが棡原。急坂にある畠での作業(耕し水や肥料運び)、そして収穫した野菜を自宅に運ぶ重労働に耐えてきた高齢者たち。なかでも20数年にわたる“長寿郷”詣での際に、常にお世話になった高橋忠直さんは、棡原でも典型的な長寿者のお一人でした。 日焼けし真っ黒な顔や手足でしたが、不思議とシミ一つありませんでした。そういえば、この地を訪れたときに出会った高齢者たちは、ほとんどシミがない。その要因の一つは長年、食べ続けてきた伝統食にあったのです。便秘知らずで過ごしてきた忠直さんは、寝たきり状態にもならずに、100歳と6か月余りを過ぎた、ある日、天寿をまっとうしました。 梅鶯荘からの帰路、忠直さん宅にお寄りして、お線香をあげさせていただきました。仏壇には、忠直さんの笑顔が、わたしたちを迎えてくれました。 20数年に及ぶ“長寿郷”詣では、たくさんの高齢者たちに出会いました。そしていつも、素晴らしい笑顔と長寿食が待っていました。 「ウチの父親と同期生が健在だって聞いたよ。今度行ってみたらいいよ」 忠直さんの息子さんが教えてくれました。来年、この時期に今度は、忠直さんの同期生にもお会いしたいと思いました。 さて今週もまた、皆様にとって「もっといい日」でありますように・・・。『週刊がん もっといい日』編集部 山本武道 ─────────────────────────『週刊がん もっといい日』の更新内容(2011年8月26日)http://www.gekkan-gan.co.jp─────────────────────────【関連ブログ記事】長寿の里 ゆずり原の梅鶯荘に 鯨飲馬食の自分とさよならという現実を知る http://ponpoconew.at.webry.info/200909/article_1.html行ってみたいな♪梅鶯荘http://plaza.rakuten.co.jp/healthycyuunen/diary/200901140000/【送料無料】長寿村・短命化の教訓今や棡原も短命化してしまいました。この本にそのことが詳しく書いてあります。アマゾンでは、なんとなんと、中古品が7855円より、となっています。本の帯の文言を紹介しましょう。「棡原」の短命化は「日本」の縮図だ!!日本人は今、飽食と変色の中で、心身共に退化し始めている。その一つの縮図が、日本有数の長寿村「棡原」の急速な短命化である。本書は、十数年にわたっての綿密かつ総合的な現地調査の結果、ついに「短命化」の原因を明らかにし、これからの日本人の食生活の指針を見いだした画期的な記録であり、現代への貴重な警告の書である。人気ブログランキングへにほんブログ村 医療情報