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2005.02.27
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宮城音弥『性格』(岩波新書)読了。

性格の類型として、気質の分類(クレッチマーの分類を例に挙げると、分裂質、躁鬱質、テンカン質)、狭義の性格の分類(ヒステリー、神経質、偏執質、内向性と外向性など)、人格(異常人格、理想の人格)について述べた後、類型学として、それぞれを三つの三角形で表し、人の性質はそれぞれの三角形の一点に位置するという。
性格の類別として、性格特性(親切、がんこなど)、態度、役割(父親としての役割、上司としての役割など…会社では偉そうにしているけれど、家では奥さんの尻に敷かれている、なんてね)などについて言及される。

興味深かったのは、性格の形成の章。性格は遺伝によるのか、環境によるのか、というやつですね。もちろん、双方の条件がからんでくるわけだけど。双子に関する調査、狼に育てられた姉妹-アマラとカマラの例。これらは学生の頃に授業でも学んだ。人間の性格を形成する社会的条件のうち、もっとも重要な場所としての家の役割について、学校の役割について、などにも言及。

文化と性格の章は、社会学的、人類学的な知見にもふれている。

あとは、性と性格、性格の診断、筆相・手相・人相についての章が続く。

性格の診断について付記。病院で、二種類の心理テストをしてもらった。エゴグラム(これはインターネットでも無料でできる)とロールシャッハテスト。

エゴグラムは、「性格特性質問法」に分類されるのだと思う。「自分は~だと思う」という質問について、はい、いいえ、どちらでもない、の三択で答えるもの。この本の中では、性格特性質問法の問題点として、被験者がウソをつくことがある、自分で自分の特性が十分に分かっているわけではない、などを挙げている(価値判断に支配されやすい質問-社交的である、とか、執着質である、とか。前者はその方が良い、後者は悪い、などという風に価値判断がされうる-があるというのも挙げられているが、これは被験者がウソをつく、に含めても良いのではないか)。私は、例えば、ウソをつくとか、そういう可能性まで見越してテストが作られていて、また診断するのだと思っていたのだけれど、そうではないのだろうか。またカウンセラーに尋ねてみよう。

ロールシャッハテストもくわしく紹介されている。左右対称の抽象的な絵を見せて、それが何に見えるか尋ねるもの。一つの絵に対して、何通りの答えを出してもよい。全体として見るとこうだけど、この部分はこう見える、というのもありうる。たとえば、この部分が**に見えるから、だから全体は☆☆です、という答え。あんな抽象的な絵を(十枚)見て、何に見えるか答えるだけなのに、いろんな性格が分かる。すごいなぁって思う。

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久々に学術書の紹介ができた。最近漫画でごまかしていたから…。
それでも、勉強は順調に進んでいて、今日も英語論文一本読了。今日は三時間半くらいかかったかな。なかなか疲れた。
図書館に『メリュジーヌ物語』が置いてあった。ジャック・ル・ゴフの論文も収録されている本。こんなのがあるなんて…。フランス文学のコーナーに置いてあったから、今まで気づかなかったのだろう。

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『ストーンオーシャン』12巻を読み返して、こないだ買った13巻を読了。スタンド能力、ほんと複雑、難しい。話の流れもあまり覚えていないし、また時間があるときに読み返そう。
『まもって守護月天!』は、泣けます。私が涙もろいだけという説もありますが、泣けます。一つの巻に六話しか載ってないから、一気に二巻まで読んでしまうと三巻以降を買いたくなると思うので、どうしようか考え中。読んでしまっても、入学までは買わないように。誓いを守ろう。

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まもって守護月天!
桜野みねね『まもって守護月天!』
~ガンガンコミックス~

七梨太助は14歳。父親は世界への旅に出ており、姉は姉で旅に出ていて、一人で家に住んでいる。
彼のもとに、父親から小包が届いた。手紙とともに入っていたのは、「支天輪」という中国で見つけたという輪っか。この輪の中に光を見いだせる者には天の守りが授かる、と父は書いていた。太助は輪をのぞきこんでみた。輪っかのはずなのに、真っ暗で、そこから-女性が現れた。彼女は、守護月天シャオリン(漢字変換できなかった)。敵国の襲撃や刺客から太助を守るというが、太助には敵国もいないし向かってくる刺客もいるはずもなく。シャオリンは太助が住む世界のことをまったく知らないし、太助に迷惑をかけるので、支天輪の中に帰ろうとする。が-寂しそうな太助を見て、シャオリンは声をかける。「もし迷惑でなければ-あなたの中にある『孤独』や『寂しさ』から、あなたを守ってさしあげたいのですが-それでは、いけませんか?」

ここです。立ち読みしていてここを読んで、「あ、これは私のツボだ」と思ったのでした。泣けます。
山野辺さんは、第一印象は最悪なのだけれど、悪い人ではないようで、主要な登場人物となる。
出雲さんは私嫌いです。

初対面の女性と一つ屋根の下-って、手持ちでいうと、『ラブひな』もそうだなぁ、なんてちょっと思った。『ラブひな』の場合は女性いっぱいだけど。
しかし、さらりと流していたから、二巻の登場人物紹介で再認識したんだけれど、太助くんって14歳なんだ…。お母さんについては一度も言及がないけれど、たぶんいらっしゃらないんだろうし、お父さんは息子をほったらかして旅に行っているしで、そりゃ寂しいよね。

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笑点がはじまる前の、「このあと笑点」というCMを、たぶん初めて見たのだけれど、びっくり。会場で、円楽さんの隣に座っている人が、「この後は笑点」と言っていたのだ。いいなぁ。一回は見に行ってもいいかなぁとは思う。吉本新喜劇は生で見たことが一度だけあるけど。
テレビ関連で。JACCSカードのCM。あれに憧れる私はマイノリティでしょうか…。

漫画も含めてですが、今日は二冊紹介しました。





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Last updated  2007.08.19 18:56:45
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 のぽねこ@ corpusさんへ ご丁寧にコメントありがとうございました…

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