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2005.03.03
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宮城音弥『愛と憎しみ-その心理と病理-』(岩波新書)読了。
おおまかに言って、「愛」について6章まで、「憎しみ」について7、8章で述べ、9から11章は「愛」と「憎しみ」の関係性を論じています。
第一章で、愛とは何か、を述べてから、恋愛、親子愛、友情、動物、神への愛、自己愛とニセの愛情が論じられます。興味深い議論なのですが、ここまでには付箋をつけませんでしたので、紹介は省略します。
それ以降、付箋を貼ったところを簡単に紹介しましょう。
「羨望は純粋の憎しみではなく、称賛を混じているといわれる(中略)が、やはり羨望は一次的には憎しみであろう」(126頁)。たとえば、同じ試験を受けて、友人は受かり自分は落ちた。このとき、友人の成功を祝う気持ちと同時に、羨望、そして一種の憎しみ(こう書くと、私は羨望と憎しみを別のものとしてとらえているように思われるかも知れませんが、この方が分かりやすいかと思ってです)を抱いてしまうのではないでしょうか。かっこの中でうだうだ書きましたが、羨望はやはり憎しみだとする議論には、現段階では賛成します。一切の憎しみの感情のない羨望をしたことがあるとは、言えないので。
あとは、カウンセラーと話したい記述と、英語の訳語にチェックをつけています。
最後に、「悪玉化」に関する記述がはじまるところに付箋をつけています。オルポートという人物は、社会的な愛憎を協力-尊重-寛容-好き嫌い-偏見-差別-悪玉化の順に並べたそうです(169頁)。悪玉化の例として、関東大震災の際の朝鮮人迫害などが挙げられています。私は、中世ヨーロッパにおけるペスト大流行(1348)の際のユダヤ人迫害を連想しました。このあたりについて言及したいとは思っていたのですが、今日はもうあまりにも眠いです。疲れもたまっています。なので、寝ます。中途半端な紹介になって不本意ですが…。今日早めに寝て明日日記をつければよいのでは、という考えも浮かびましたが、今日つけたかったのです。
ああ眠い。

ーーーーーーーーー
総じて、今回の大阪・京都の旅はとても楽しかったです。一人旅も良いものですね。





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Last updated  2005.10.15 20:50:47
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