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2009.10.05
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土屋賢二/森博嗣『人間は考えるFになる』
~講談社文庫、2007年~

 お茶の水女子大学の哲学教授にしてユーモアエッセイ集を多く発表しておられる土屋賢二さんと、(当時)某国立大学の工学部助教授にしてミステリ作家の森博嗣さんによる対談集です。お二人の書き下ろし短編も楽しめる嬉しい一冊。
 まずは本書の構成を紹介したうえで、全体的な感想を。

ーーー
絶妙「文理」対談
 1 教授・助教授「書く」語りき
 2 大学はやっぱりミステリィ(1)
 3 大学はやっぱりミステリィ(2)
 4 趣味は工作、コンピュータ
 5 友達は必要か!?
 6 (売れる)ミステリの書き方

短編小説
 消えたボールペンの謎(土屋賢二)
 そこに論点があるか、あるいは何もないか Here is a talking point or nothing(森博嗣)

文庫版あとがき
 対談の成果(土屋賢二)
 対談の思い出(森博嗣)
ーーー

 まず、自分にとって本書を読んだタイミングが良かったな、ということを思いました。
森博嗣さんの作品は早くから読んでいましたが、土屋賢二さんの作品を読むようになったのはつい最近のことです。そして、お二人の作品をどちらも楽しむようになった今だからこそ、そのお二人の対談も楽しく読めたのだと思います。

 お二人の対談を読んでいると、なんというか、森博嗣さんの考え方の独特さがとても際だっているように感じました(笑)  割と、土屋先生の考え方は自分の考え方に近い…というか…。
 対談の中で特に面白かったのは5番目の「友達は必要か!?」です。森さんくらいさっぱり考えられたら楽だろうなぁと思いますが、なかなかたどり着けない境地です。

 短編小説は、どちらも面白かったです。土屋先生のはユーモアエッセイのノリで、しかもミステリ風味という、二度楽しめる作品。森さんのは…やられました。

 短いのですっと読めますし、楽しめる1冊です。

(2009/10/01読了)





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Last updated  2009.10.05 06:45:29
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