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2014.12.27
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ケン・フォレット(矢野浩三郎訳)『大聖堂』
(Ken Follett, The Pillars of the Earth, 1989)
~新潮文庫、1991年~


 文庫で上中下の3巻、1冊600頁程度という大著です。物語も圧巻です。

 物語は、1123年のある公開処刑の場面から始まります。無実を訴える男の死、そして彼の処刑を決めた男たちへの、ある女の呪詛は、冒頭からショッキングです。
 そして、以下の物語は、大聖堂を建てることを目標にする建築家トム・ビルダーとその一家、貧しい修道院の改革に全力を尽くすフィリップ、極悪非道の領主ウィリアム・ハムレイたちを視点人物に据えながら、進んでいきます。
 貧しいトム一家を待つ運命は。フィリップは、副院長リミジアスや、目的のためには手段を問わないウォールラン・バイゴッドたちの妨害に、いかに対応していくのか。そして、美しい大聖堂はどうなるのか。
 とにかく、はらはらしながら読みました。
 また、同時代のイングランド王即位をめぐる内乱や、大司教トマス・ベケットの殉教などの歴史的事件も、主人公たちの運命に密接な関わりをもっていて、こちらも楽しめました。
 良い読書体験でした。





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Last updated  2014.12.27 14:20:58
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