カテゴリ:本の感想(海外の作家)
フレデリック・フォーサイス(篠原慎訳)『ジャッカルの日』 (Frederick Forsyth, The Day of the Jackal, 1971) ~角川文庫、1979年~ フリールポライターのフォーサイスが作家デビューしたという、長編スリラーです。 舞台は、1964年のフランス。フランス大統領シャルル・ドゴールの打倒をもくろむ組織OASと、大統領を守る官憲側との壮大な戦いが描かれます。 何度も大統領の狙撃に失敗したOASは、プロの暗殺者ジャッカルを雇います。ジャッカルは、OASの助けをほぼ借りず、独自に暗殺の作戦を綿密にたてていきます。 一方、OASが暗殺者を雇ったという情報を得た官憲側は、優秀な警察官のルベルに、作戦を委任します。犯人のコードネームしか分からない状況から、ルベルはいかなる作戦をとるのか…。 普段は全く読まないジャンルの作品ですが、ルベルの作戦が進み始め、一方ジャッカルが何手も先を考えた計画を実行していく、その緊張感に、わくわくしながら楽しく読むことができました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.01.12 13:02:03
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