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3月に読んだ本 原田マハ「たゆたえども沈まず」「美しき愚かものたちのタブロー」「ゴッホのあしあと」「モネのあしあと」 視覚デザイン研究所編「巨匠に教わる絵画の見かた」 小川糸「ライオンのおやつ」(4)
テーマ:読書備忘録(1343)
カテゴリ:なんか面白い本ありますか?
大江健三郎・・・踏破できずビバーク中、遭難寸前。
奥さんに、「なんか在る?」って聞いたら、マハさんの作品を何冊か出してくれた。 おじさん、難しい理屈は判らんけど、絵は好きです。 印象派の絵も好きだし。 だから、原田マハさんの小説、好きです。 19世紀後半のパリに浮世絵を売りまくっていた日本人が実在していたなんて全く知りませんでした。 そこに、浮世絵の影響を受けたゴッホと、弟のテオを絡めて小説仕立てになっています。 マハさんの本を読むと沢山の画家が出てくるので、どんな絵を描いた人か知りたくて、↓こんな本を買ってみた。 代表作やどの時代の人か、他の画家から、どんな評価をされていたか、が簡単に判る本で、辞書代わり。 偶然なのか、神さんが手配してくれたのか、読んでる本と関連したテレビ番組を同時進行で見れた。 より深い理解が得られて嬉しい。 松方幸次郎、戦前の実業家で大金持ち、ヨーロッパで絵画を収集してたけど、第二次大戦が始まり、フランスに没収。戦後、その返還をもとに国立西洋美術館が出来ますが、収集に携わった人、戦争中絵画を守った日本人、戦後、返還交渉にあたる人等々を一枚の絵の中に描くような小説。 折角だから、ゴッホとモネを深堀。 マハさんを読み終えた後に、奥さんが差し出した本。 小川糸さん、初めて聞く名前です。 三十代の主人公が末期がんで死を迎えるんですが、終の住かに選んだ「ライオンの家」という名前のホスピスでの、最後の一か月余りを描いた物語。 ライオンのおやつって何だろう?どうせお涙頂戴だろう。と判っているのに、読むと、こんな風に死にたいと、泣きながら思わせる卑怯な本です。 おじさんにも、こんな風に死んで欲しいと、奥さんが思ってくれているなら嬉しい。 ドクターケイさんが教えてくれた熊谷守一展。 見に行きたいな~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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