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テーマ:手作り石鹸(829)
カテゴリ:石鹸・アロマ・コスメ・サプリメント・薬
5月16日に仕込をしたキャノーラ2号石鹸をのばしました。
今まで洗濯用石鹸をのばす時、必ず入れていたものは 糊として(分離防止・凝固剤?)必ずでんぷん質を入れていたのです。 ご飯とか、小麦粉など。 理由は3号石鹸を作ったときに分離してしまったからです。 しかし、これからの季節 でんぷん質が腐敗の原因にならないか? カビの原因にならないか? ちょっと気になっていました。 それなりのアルカリになっているので あまり神経質になる必要はないと思いますが 固形石鹸を普通に作り、カビが発生したというお話も聞いておりますので・・・ と言う訳で、でんぷん質を入れずにのばす事にしました。 3号石鹸と、キャノーラ2号石鹸との大きな違いは 1、油の違い。 3号石鹸は菜種・大豆混合油。キャノーラ2号石鹸は菜種100%。 2、NaOH(苛性ソーダ)の使用量の違い。 私としてはこの苛性ソーダの部分が大きいと思っています。 3号石鹸の時は一応、ディスカウント分を計算してNaOHの使用量を決めていました。 ちなみにキャノーラ油の苛性ソーダの鹸化値は データにより誤差はあるのですが 124~129となっています。 ボディソープを作るためにはこの数値より0.85から0.9をかけ 苛性ソーダを減量するのですが、 使用目的は洗濯用。 過剰油脂はかえって衣類を汚す事もあります。 そのため、ボディソープとして最適なNaOH使用量の確認が終了後、 更に苛性ソーダの追加を行い 全体量で150gの苛性ソーダを使うように調整しました。 本来であれば、 完全鹸化と言われる鹸化値×1.05 そして 鹸化値×1.1 鹸化値×1.15 ・ ・ ・ と言うように、洗濯石鹸として最適な数値を求めるのがベストと思いますが さすがにそこまではやりきれないので 廃油石鹸のレシピ、1Kの油に対して150gの苛性ソーダ。 この分量で私は作っています。 一応、鹸化値×1.05だけは試してみましたが廃油1号と苛性ソーダ150gとを比較した場合 油汚れの洗濯物はやはり少々過剰アルカリのほうが汚れ落ちが良いようです。 という訳で私の洗濯石鹸の苛性ソーダの使用量は 1Kの油に対して150gと決めています。 さて、のばした結果は・・・ でんぷんを使用しなくてもちゃんと液体になり 底の方に少々白い沈殿物が出ていますが 使用にはなんら問題は無さそうです。 と、言う訳で過剰アルカリにして苛性ソーダを使用し 液体石鹸を作った場合、でんぷんは不要と答えが出ました。 ただ、廃油石鹸に関してはやはり鹸化が早いので鹸化促進剤として 使いたいと思う私です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月08日 11時17分03秒
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