「あんたにそこまで言われたくない。」
「凄みが増すね。お前が言うと。」 ふっと鼻であしらわれました。 「先生。からかうのもいい加減にしてよ。なんなの。」 「甘いものが切れて情緒不安定?それとも図星か。」 「さあご両人。そこまでです。騒がしくて迷惑です。」 パンパンパンと、手を打ちながら・・眼鏡をかけた男子が寄って来ました・・。 「なんだお前?あ、隣のクラスの 学年2番 か。」 「学年2番?立秋が?」 「?真夏、こいつ知り合い?」 「はあ?」 ざわつく二人に、ひるまずに入り込みます・この男。 「真夏くん。良かった、探したよ。もう帰ったかと思って靴を見に行って正解だった。」 「どうして隣のクラスのくせに俺の靴の場所がわかるの。」 「なんでも知っているよ。聴きたいかい?なんせ僕はきみにひとめぼれしてからこの半年、 きみの自宅はおろか携帯番号もなぜか知っている始末だ。」 「いつからストーカーなんだ。おまえ。」 「だから半年前からだよ。郵便物の扱いには、もっと警戒したほうがいいと思うよ真夏くん。 あれでは取り放題だ。」 きゃーと悲鳴をあげてしまいました・・。真夏はもうグロッキーです。 「学年2番。犯罪者か、おまえ・・。」 先生も呆れています。 「失礼な。あなたとは違いますよ。先生、あなた教え子に対して強制わいせつを強行しようと しましたね。僕にはわかるんですよ。」 「何だと?」 「淫行で犯罪です。相手は未成年ですからね。いくら真夏くんがかわいくても 教え子を手篭めにしようなどと、教師として恥ずかしくないのですか?」 「真夏は 男 だぞ?何が淫行だ。」 先生も相手にしないでください。その男は変態です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/04/07 06:23:21 PM
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