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ヒロガルセカイ。

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柊リンゴ

柊リンゴ

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2006/04/07
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「あんたにそこまで言われたくない。」
「凄みが増すね。お前が言うと。」
ふっと鼻であしらわれました。
「先生。からかうのもいい加減にしてよ。なんなの。」
「甘いものが切れて情緒不安定?それとも図星か。」

「さあご両人。そこまでです。騒がしくて迷惑です。」
パンパンパンと、手を打ちながら・・眼鏡をかけた男子が寄って来ました・・。
「なんだお前?あ、隣のクラスの 学年2番 か。」
「学年2番?立秋が?」
「?真夏、こいつ知り合い?」
「はあ?」

ざわつく二人に、ひるまずに入り込みます・この男。
「真夏くん。良かった、探したよ。もう帰ったかと思って靴を見に行って正解だった。」
「どうして隣のクラスのくせに俺の靴の場所がわかるの。」
なんでも知っているよ。聴きたいかい?なんせ僕はきみにひとめぼれしてからこの半年、
 きみの自宅はおろか携帯番号もなぜか知っている始末だ
。」

「いつからストーカーなんだ。おまえ。」
「だから半年前からだよ。郵便物の扱いには、もっと警戒したほうがいいと思うよ真夏くん。
 あれでは取り放題だ。」

きゃーと悲鳴をあげてしまいました・・。真夏はもうグロッキーです。
「学年2番。犯罪者か、おまえ・・。」
先生も呆れています。
「失礼な。あなたとは違いますよ。先生、あなた教え子に対して強制わいせつを強行しようと
 しましたね。僕にはわかるんですよ。」
「何だと?」
「淫行で犯罪です。相手は未成年ですからね。いくら真夏くんがかわいくても
 教え子を手篭めにしようなどと、教師として恥ずかしくないのですか?」
「真夏は 男 だぞ?何が淫行だ。」

先生も相手にしないでください。その男は変態です。












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Last updated  2006/04/07 06:23:21 PM



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