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ヒロガルセカイ。

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柊リンゴ

柊リンゴ

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2006/04/08
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もういや。頭が痛い。ここにいたくない。
「どうしてお前は俺に食って掛かるんだ。学年2番。」
「あなたがいけないのですよ。担任で・教師なのに。まったく、大人なのですから・
 欲望を抑えることを学習してくださいよ。その発情ぶりは動物並みだ。」
「なんだと。なにが動物だ。」
「動物と言う言い方は適切ではありませんでしたね。蛇 です。ご存知でしたか?
 蛇は24時間交尾を続けるのですよ。」


真夏は騒ぐ人達を置いて、外に出ることに成功しました。
いつもならお父さんの会社に寄って甘いものをねだるのですが。
・・早く家に帰りたい。
精神がくたくたです。無理もありません。なんなのでしょうか・
今日と言う日は・・。

とぼとぼと歩いて会社に入ってきた真夏を見て、受付の女性がびっくりです。
「真夏くん・顔色が悪いわよ。今お姉さんが飲み物持ってきてあげるから
 そこに座ってて。」
はい・とか細い声でお返事。
もうお姉さん大慌て。

「部長・息子さん。真夏くん大変です。」
「どうした?真夏?」
お父さんが出てきました。他の社員も・・主に女性が・出てきました。
「真夏くんコーヒー?紅茶?」
「真夏くん、おやつのシュークリームが残っているけど食べる?」
「真夏くん上着脱いだら?」
太い声に寒気を感じました。


そうでした、ストーカーがいましたね・・。







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Last updated  2006/04/08 09:40:22 PM



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