もういや。頭が痛い。ここにいたくない。
「どうしてお前は俺に食って掛かるんだ。学年2番。」 「あなたがいけないのですよ。担任で・教師なのに。まったく、大人なのですから・ 欲望を抑えることを学習してくださいよ。その発情ぶりは動物並みだ。」 「なんだと。なにが動物だ。」 「動物と言う言い方は適切ではありませんでしたね。蛇 です。ご存知でしたか? 蛇は24時間交尾を続けるのですよ。」 真夏は騒ぐ人達を置いて、外に出ることに成功しました。 いつもならお父さんの会社に寄って甘いものをねだるのですが。 ・・早く家に帰りたい。 精神がくたくたです。無理もありません。なんなのでしょうか・ 今日と言う日は・・。 とぼとぼと歩いて会社に入ってきた真夏を見て、受付の女性がびっくりです。 「真夏くん・顔色が悪いわよ。今お姉さんが飲み物持ってきてあげるから そこに座ってて。」 はい・とか細い声でお返事。 もうお姉さん大慌て。 「部長・息子さん。真夏くん大変です。」 「どうした?真夏?」 お父さんが出てきました。他の社員も・・主に女性が・出てきました。 「真夏くんコーヒー?紅茶?」 「真夏くん、おやつのシュークリームが残っているけど食べる?」 「真夏くん上着脱いだら?」 太い声に寒気を感じました。 そうでした、ストーカーがいましたね・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/04/08 09:40:22 PM
[] カテゴリの最新記事
|