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ヒロガルセカイ。

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柊リンゴ

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2006/04/12
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「助けに来たつもりだったけど・・余計なお世話?」
「な・。」
「そんなによかったんだ?」
猫目の男の子が舌をちらりと出します。
真夏は自分の体温が恥ずかしいことに・どんどん上がるのがわかりました。
「ま・な・つちゃん?」
猫目が真夏を覗き込みます。
「本当に男の子?かーわいい顔して。」
「きみ、出て行きなさいよ。なんだね?従業員か、ここの。」
先生が猫目を突き飛ばします。
「・・いって・・。なにあんた?あんたが・・先生なの?」
「は?」
「淫行でしょ?もっと騒いでもいいんだよ?」
ぎろっと睨むと、本当の猫より怖いです・・。
「違う。和姦だ。」
「ちがーう!」
「・・真夏ちゃん。早く服を着てよ。じゃなきゃ、・・和姦でしょ。なに、
 続きがしたいの?ねえ?」
先生が猫目に、ぱしっと 平手をお見舞いしました。
「・・なんだ・あんた?」
「お前こそなんだ!真夏のなんだ。」
先生も我慢がききません。
「俺は頼まれたの!真夏ちゃん連れて来いって。ねえ真夏ちゃん服着た?早く着ないと
 俺がよくしちゃうよー?」
「誰だよ。誰に・。」
シャツのボタンをかけながら聞きました。
「うちの坊ちゃん。」
「は・・?坊ちゃんて・・?」

とっても嫌な予感がしてきました・・。

「俺の作ったロールケーキ、真夏ちゃんが食べたんでしょ?うまかったっしょ?」

「・・ああ・・。」
腕の力がぬけそうです。もうだらりと。
「はーやーく着てよ。真夏ちゃん。」
猫目が手伝いに来てしまいましたよ。
「真夏ちゃん・・なんか匂うよ。」
首筋を大きな指輪をはめた手がなぞります。
先ほどのせいで、びくりと即 反応してしまいました・・。
「ふうん?」
猫目がじっと見てきます。
「なんだよ。もう!」
「ほんと。お邪魔さんでしたね。・・ごめんね?」
猫目が ちゅっと 真夏の首筋を吸いました。
「・・!」
「ほーんと。いい反応。で、この顔なら、俺も欲しいけどね。まあ頼まれ事だし?」
後方で先生が どきどきしていますよ。もうこの人は。

「んじゃね。せんせい?真夏ちゃんもらうからね。」
真夏のお尻をぎゅうっとつかみます。
「んっ?!」
「もすこし軟らかいと好みなのよね。ざんねん。」
「なに、おまえ・・。」
真夏は涙目になりました・・。
自分より少し背の高いこの猫目。どうやら、あの変態の関係者・・。



「陸奥くん・・だったかな。」
「はい。陸奥 立秋ですよーお父さん?なんでしょうか。」
この変態は真夏の自宅にとうとうあがりこんでいました・・。
家族のそろうリビングに、大量のプリンを持ち込んでいます。
「この・・大量のプリンも聞きたいが。」
牛乳ビンの入れ物に入ったプリン・白いココット容器に入ったプリン・バケツ型に入ったプリン・
上に生クリームを絞ったプリン・果てはプリンがケーキになっているものまで。
・・部屋はあまーいにおいで充満です・・。本当に迷惑な人ですね。
「ええ。お父さん。これはすべてうちのパティシェに腕によりをかけて作らせました。
 晩御飯に間に合わせるために、相当苦労させましたが、なあに。
 すべては真夏くんのために。僕は真夏くんのためならどんな苦労をもいとわないですよ。」
作ったのはあなたじゃないでしょう。
「・・その真夏はどうしたか知らないかね?」





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Last updated  2006/04/12 03:19:47 PM



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