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テーマ:アニメあれこれ(25880)
カテゴリ:アニメ
しがらみから解き放たれ、自由になれるのが歌。
貴方も私も。 「康秀と業平 文屋康秀」 あらすじは公式からです。 良岑宗貞の屋敷で開かれた宴会で文屋康秀は、先日自分が在原業平を けなした言葉が、本人の耳に入っていることを知る。 下手に嫌われてはやりにくいと考えた康秀は公衆の面前で土下座をして 謝ることに。 しかし、そんな思惑を見通していた業平は康秀の行動を逆手に取り、 名誉挽回の機会として捕り物に付き合ってくれと申し出る。 それは、帝の寵妃である小野小町の別荘に一緒に忍び込むというものだった...。 ********************************** この作品は恋愛話ばかりかと思ったら、友情(?笑)話もあったのですね。 業平、小町、康秀・・・良いお話でした。 いや、もうドヤ顔が似合う業平、諏訪部さんでもモリモリでもどっちも 堪能できるキャラです♪ 海水浴場で六歌仙のうち、一人だけ百人一首に選ばれなかった黒主の 事を話す定家と貫之。 黒主がやってきて・・・ 「もう、いーよ! どうせ、どうせ、ボクなんてえええええ!!!」 あ”あ”あ”あ”!!! 今回の歌はこちら♪ 和歌物語 一 登場人物:文屋康秀、在原業平 ふたりの珍妙な友情の始まり。 ふくからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ ~『百人一首』第22番文屋康秀 秋を題材にした歌会で技巧をこらした康秀の歌に対し、 「秋」無しで、と振られた黒主に代わって、オシャレに 歌を読みこなした業平。 康秀は常日頃、業平の全てを羨み、嫉妬していたのですね。 行幸の時、つい陰口をたたいてしまい、それを根に持たれて 言い負かされたのかと思って、業平に 土下座!!! でも、心の底では世間体を気にしてのことだったのですね!(爆笑) ここで互いの心を読み合う二人が面白いです。 「君とは良い友になれそうだ。」 吉子=小町と宗貞の付き合いが続いているのは嬉しかったです。 言い寄る業平をかわすために宗貞は「友達がいなさそうな業平」と 思って、小町に「友達と一緒に」誘うようアドバイスしたのに 康秀と一緒にやってきた! 月見をしながら歌を詠む三人。 技巧に走り、ダジャレともとれる宴会芸しかできないと言う 康秀。 自分は出自も賤しいから出世もできない。 けれど歌だけはちゃんと評価してもらえる。 宴会芸だろうとなんだろうとそれが自分の歌。 業平には自分の気持ちなどわからないだろうと卑下する 康秀。 しがらみがあるのは自分だけじゃない、小町だって、業平だって・・・ 頭ではわかっても立場や環境が違えば同じようには感じない。 小町の館を後にしての帰り道。 底辺にいる存在を知って欲しいという康秀に業平は、だからって 自分に卑屈になれ、というのかと反論する。 ふくからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ 山から秋風が吹くと、たちまち秋の草木がしおれはじめる。 なるほど、だから山風のことを「嵐(荒らし)」と言うのだなあ。 引用はこちらから♪ 山と風で嵐。 こうした技巧をこらした歌は私にしか歌えない。 「分かっているよ。」 業平もちゃんと分かっていたのですね。(かっこいい!!!) 風邪がうつったらダジャレもうつる!!! 良い友人関係が築けたよう。 寝込んだ康秀にお見舞いが来た。 小町と業平から炭と米。 似顔絵を描いた蜜柑は・・・ね♪ 黒主に謝る定家と貫之。 後世の噂はどれほどのものか・・・。 という事で、歌だけが当時の人々にとって自由に表現できる、 地位も何も関係なく認められる手段だったのですね。 本当の自分がそこにいる。 康秀だけではなく、小町、業平も。 小町と宗貞も良い関係になったと思いました。 fc2サイト記事はこちら♪ TB URLはこちら♪ http://kiraboshi714.blog55.fc2.com/tb.php/758-d75c18cc お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年07月24日 16時09分07秒
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