眠れる獅子?
男の子というのは不思議なものだ。女親にしてみると、本当に理解できないことが多い。もしかして、個人差?本人の資質?それもあるかもしれないけど、男女の違いということもきっとあるはず!その成長の仕方も、女の子のような「あ~~私もそうだったな~」みたいな共感を感じることが・・・・ないな、あんまり。長男はとにかく話すのが遅かった。すぐ上に年子の姉がいるにもかかわらず、全然しゃべらなかった。1歳6ヶ月の検診でも一言もしゃべらず、保健婦さんと目もあわせず、ひたすら自分の世界で遊んでいた。そして言われたのが、「耳は聞こえてるでしょうか?」へ?!・・・・・・「・・・・・・多分、聞こえてます。」「そうですか~~~~~~~~・・・・・・・」お陰で2ヶ月に1回くらい、保健所から電話がかかってくるようになって、「○○くん、おはなししてますか~~~~?」と保健婦さんからのチェックが入りつづけたものだ。。。今になって義弟から、「いや~~~、俺も心配してたんだよ。」おいおい、そうだったの~?みんなが心配になるくらい、我が道を行っていた。。。といえば聞こえがいいけど、要はあまり人と関わらなかった・・・ってことなのかな。幼稚園の年長になっても、園長先生とおままごとしてたくらいだから。(友達おらず)小学生になっても相変わらず、自分の世界。1,2年生のときは、ほとんどクラスの男の子と遊ぶ事もなくて、家で一人で遊んだり、姉や妹、近所の女の子とか。正直、心配ではあったんですけどね。「何で男友達と遊ばないんだろう・・・」って。そんな長男が3年生になって、大変化。今まで溜め込んできたのか、ガマンしてたのか、なだれのようにしゃべりだした!!!いい言葉も、悪い言葉もいっしょくたにガーーーーーっとしゃべる、しゃべる・・・・「野球やりたい。」おおーーーーっ!チームプレーだよ。大丈夫かいな。今では毎日サザエさんちのカツオ状態。ランドセル玄関に放り出して、毎日私に文句言われてる。「ガード下で野球やってくるー!」小さい頃はおやつだなんだって言ってたけど、小学生は遊ぶ方が先だから気持ちいい!何してんだか、詳しいところは知らないけど、どうもお腹がすいたときは、ヨーカドーで試食のウインナーをみんなで食べてるらしい。。。私は知らないことにしておこう・・・学校の先生が言ってた話。低学年の間、何人かの男の子はまだ「眠っている」のだそうだ。「夢の中」とも言っていた。「それがいつか目が覚めて、ビックリするほど変わるのよ」と。本当にそうだった。今思えば、低学年の頃は何聞いても、なんだかよくわからない答えが帰ってきて、彼をとりまく世界もぼんやりとしているような。。。ぼんやりとしか知覚できてないような・・・しかし、何がきっかけなんだろう?どんな変化が彼の中であったのか?ちっともわからない。本当に男の子って不思議。