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テーマ:楽天写真館(354378)
カテゴリ:山野草
☆約2週間、北海道の旅に出ていますので、昭和記念公園での自然観察(2016年8月16日撮影)を15回にわたって掲載することにします。第4回は、キツリフネです。
☆昭和記念公園の「こもれびの丘」で、キツリフネの花が咲いていました。 ☆キツリフネは、北海道から九州の山地の湿った木陰に生えるツリフネソウ科ツリフネソウ属の1年草です。 ☆キツリフネは、葉腋から花序が下にぶら下がり、細い花柄の先に黄色い花をつけます。 ☆こちらの花は、4年前の8月群馬県の玉原(たんばる)高原で初めて見かけたキツリフネの花です。葉腋から数個の花がつく花序がぶら下がっています。(2012年8月13日撮影)。 ☆キツリフネの花弁は上側に反り返っているものが1枚で、左右に2枚ずつが合着したものが1枚ずつで、合計5枚だそうです。キツリフネの萼片は3枚で、左右に小さな淡緑色の萼片が1枚ずつあり、後方の1個の萼片は前方が筒状で後方は先が細くなって距になっているそうです。ツリフネソウの距は渦巻き状に巻いていますが、キツリフネの距は下に曲がっています。 (2012年8月13日撮影)。 ☆花柄がついている花の付け根の左右に小さな淡緑色の萼片が1枚ずつあり、後方の1個の萼片は前方が筒状で後方は先が細くなって距になり下に曲がっています。果実ができています。熟した果実に触れると弾けて種子を飛び散らします。(2012年8月13日撮影)。 ☆キツリフネの萼片が3枚で、後方の1枚が後ろに長く伸びて距になっていることは、今回調べていて初めて知りました。(2012年8月13日撮影)。 ☆3年前、箱根湿生花園で見かけたキツリフネの花です。キツリフネの花弁や後方に伸びて先端が距になっている萼片の内面には、赤褐色の斑点があり、外側からも見えます。(2013年9月3日撮影)。 ☆キツリフネ(黄釣船)の名は、黄色い花が咲くツリフネソウから。ツリフネソウ(釣船草)の名は、花の形や花のつき方が帆掛け舟を吊り下げたように見えることに由来する説、花のつき方が茶席などで床の間に吊るされる生け花の花器(釣船)に似ていることに由来する説があるそうです。 ☆キツリフネ(ツリフネソウ)の花言葉は、「安楽」「期待」「私に触らないで」などがあるそうですが、「安楽」は細長い花柄にぶら下がって揺れている様子からイメージしたのでしょうか。「私に触らないで」は、熟した果実に触れると弾けて種子を飛び散らすことから名づけられたのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.08.30 04:07:05
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