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テーマ:楽天写真館(354579)
カテゴリ:山野草
☆約2週間、北海道の旅に出ていましたので、そこで見かけた植物を紹介します。第3回は、マツヨイセンノウです。
☆道端で白い花がたくさん咲いており、近づいて見るとマツヨイセンノウの花でした。茎の先端と葉腋に、白い花を付けています。(2016年9月4日撮影)。 ☆マツヨイセンノウは、北アメリカ原産の帰化植物で、明治年間に観賞用に渡来し、今では全国的に野生化しているナデシコ科マンテマ属の多年草です。北海道など寒冷地では、冬には枯れてしまうため1年草となります。 ☆マツヨイセンノウは、全体に毛があり、やや粘るそうです。萼片は合生して筒状になっています。 ☆マツヨイセンノウの花は5弁花で、それぞれの先端は2つに深く切れ込んでいます。花弁の基部は、ナデシコ科でよく見られる副花冠状になっています。 ☆マツヨイセンノウは、雌雄異株・雌雄異花です。雄株・雄花は、萼筒が雌花よりもスリムで、萼筒に茶褐色の脈が鮮明に見えます。 ☆雄花の萼筒には、肋状の脈が10本あるそうです。雄花には雄蕊が10本あるそうですが、確認できません。 ☆こちらは、雌株・雌花です。雌花は、萼筒の膨らみが大きく、花柱5本が突き出しています。肋状の脈は20本あるそうです。 ☆マツヨイセンノウの雌花で、雌蕊花柱が伸びてくる様子を観察してみました。これは、咲き始めの雌花で、花柱は副花冠よりも短い段階です。 ☆5本の雌蕊花柱が、副花冠の中から伸び出してきました。 ☆5本の雌蕊花柱が大きく伸び出して、外側に広がっています。 ☆5本の雌蕊花柱は、長く伸びて外側に丸まっています。 ☆マツヨイセンノウ(待宵仙翁)の名は、宵を待って夕方から花が咲き朝には閉じること、花の形がセンノウに似ていることから名づけられたそうです。 ☆マツヨイセンノウの花言葉は、「上品な女性」だそうです。道端で真白な花を咲かせている様子から、上品な女性をイメージしたのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.09.13 04:52:09
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