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しろうと自然科学者の自然観察日記

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2019.10.09
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カテゴリ:樹木と昆虫
☆9月6日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(16回目)に行きました。その内容を紹介しています。ハイイロチョッキリです。(2019年9月6日撮影)。
  • ハイイロチョッキリ01.jpg

  • ☆台風などの強風が吹いた後でもないのに、ミズナラなどコナラ属の木の下に枝が落ちています。しかも、不思議に思ったのは、今日落ちたばかりのように葉がしおれていないこと、そして、どの小枝にも実がついていることでした。調べてみると、ゾウムシの仲間の昆虫ハイイロチョッキリの仕業であることがわかりました。
  • ハイイロチョッキリ02.jpg

  • ☆同じように、実がついたクヌギの小枝も落ちています。
  • ハイイロチョッキリ03.jpg

  • ☆刃物で切ったかのような鋭い切り口です。
  • ハイイロチョッキリ04.jpg

  • ☆とにかく鋭い切り口です。
  • ハイイロチョッキリ05.jpg

  • ☆植物は、虫に食べられたり傷つけられたりすると生体防衛反応として、卵や幼虫の成長を阻害する物質を分泌するそうです。そこで、ハイイロチョッキリは、卵を産み付けた実を枝ごと切り落として、クヌギやコナラが卵や幼虫の成長を阻害する物質を分泌しないようにしているそうです。
  • ハイイロチョッキリ06.jpg

  • ☆ハイイロチョッキリは、卵を産み付ける時に、殻斗の縁付近の薄い部分に穿孔しているのが特徴だそうです。
  • ハイイロチョッキリ07.jpg

  • ☆この穴の奥に、ハイイロチョッキリの卵が入っているようです。幼虫はドングリを子葉の中心から食べて成長します。昆虫が進化の過程で身につけた知恵、素晴らしいですね。
  • ハイイロチョッキリ08.jpg

  • ☆ハイイロチョッキリの成虫は、ドングリが緑色の時期の8月20日ごろから10月下旬ごろまで、ドングリの実の成長にあわせて生きているそうです。クヌギやコナラの実が柔らかく、穿孔して卵を産み付けやすいからでしょう。ハイイロチョッキリの成虫は、10月には全部死んでしまい、幼虫が冬越しするそうです。
  • ハイイロチョッキリ09.jpg

  • ☆インターネットで、ハイイロチョッキリに関してNHKが制作した記事を見つけました。記事を許可なく転載できませんので、リンクをクリックしてご覧ください。とてもわかりやすい動画です。
    ◎どんぐりとハイイロチョッキリ(NHK for School)。
    http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005401434_00000
  • ハイイロチョッキリ10.jpg





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    Last updated  2019.10.09 09:33:53
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